先月から一か月ほど,久しぶりにTOEIC試験のマンツーマンレッスンを行っていました。
TOEIC試験対策として,いつも薦めているのは,公式問題集を解くこと。
今回は,公式問題集6を使用しました。
リーディングセクションの音声も収録されていて,とても便利になっています。
簡単にですが,はじめてTOEICを受ける方へのアドバイスを書かせていただきますね。
(私のTOEICの最高点は975です。)
1.試験前の勉強方法
a)公式問題集を解く
b)単語集で単語を覚える
このふたつが柱になります。
公式問題集は,最新のものだけ買い,何回も解くのがいいです。
単語集は,朝日新聞出版の金のフレーズがコスパが良くていいです。
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18732
a)公式問題集の解き方
1) リスニングパート
聞きながら解く→正解一覧のところを見て,まとめて答え合わせをする
→別冊解答集のスクリプトをみながら,オーヴァーラッピングをする
→正解の説明の単語欄は必ず確認する
2) リーディングパート
Part 5, Part 6は,10分を目安に時間を区切って解く
→正解一覧のところを見て,まとめて答え合わせをする
→ボーナス音声を聞きながら,オーヴァーラッピングして読む
→Part 5の正解の説明の単語欄,Part 6のWords & Phrasesの欄は必ず確認する
Part 7は,シングルパッセージの部分を25分,ダブルパッセージとトリプルパッセージの部分も25分を目安に解く
→正解一覧のところを見て,まとめて答え合わせをする。
→ボーナス音声を聞きながら,オーヴァーラッピングして読む
→Words & Phrasesの欄は必ず確認する
3) 本番での点数を予測
なかなか一日でTest1またはTest2まるごとを解くのは難しいと思いますが,分割で解いていった時でもどれくらい正解したかは,資料としておいておきましょう。
別冊解答集に参考スコアの換算表があります。自分の正答数から大体いくらぐらいの点数がとれるのか,予測できます。
b)単語集の使い方
わたしはどの単語集でもおおむね次のように使っています。
音声を使って・・・,
1回目 リピーティング
2回目 オーヴァーラッピング
3回目 自分で読む
4回目 シャドウィング
です。
TOEICを受ける世代だとなかなか机に向かって勉強する時間はとりにくいでしょうが,
できたら,ターゲットの単語は書きなぐって覚えたいですね。
2.試験当日の攻め方
TOEIC試験は,集中力が必要です。
よほど力のある方でない限り,体調を整えて,試験に臨んでください。
お昼過ぎに行われますが,私は,「軽く食べて臨む」派です。
a)リスニングパート
時間が無いので,「思い切り」「切り替え」が大事です。
質問文は,最初の単語 Where When Did Do Are Will を聞き逃さないようにしてください。聞かれた時制にも気を付けて。また,わからない単語にひっかかって,ひきずらないように,わかる単語で最善を尽くしましょう。
b)リーディングパート
Part5とPart6はとにかく速く解いていきます。
もう少しねばって考えれば正解が出そうなときは,仮の答えにマークして,あとから時間ができれば見返すようにします。
(ただ,時間が無いことがほとんどですが)。
Part7の解き方ですが,
①最初に質問を軽く見る人
②問題文(というか資料)から読む人
がいます。
わたしは②のタイプで,問題文から読み,できるだけ早くシチュエーションをつかむようにしています。
ホテルの予約の変更,求人広告,会議の準備等々シチュエーションをつかみ,無料のプレゼントや余計に費用が発生するものなどは,
「問題に出そうだなぁ」と思いつつ,読み進めています。
そのあと問題文を読んで,「あ,やっぱり無料のプレゼントの問題出たか」という感じで解いています。
リーディングでよく言われる時間配分ですが,自分で受けるときは,時間配分は気にしていません。
とにかく「急いで」解いています。
この辺は,公式問題集を解くときに,時間を測って解いて,時間の感覚を身に着けておくことが大事だと思います。