英検リスニング教材

まだ少し早いかなと思ったのですが、英検リスニング教材を使ってみました。
使っている教材はこちら↓
http://www.eiken.or.jp/learning/school/stepup/

まだカバーしていない文法事項も出ているので、難しいだろうとは思っていたのですが、案の定難しかった模様。
ただ、これが簡単に解けるようになれば、確実に力をつけてもらえると思うので、何回も使って定着するようにしたいと思っています。

四技能のうち、どうしてもスピーキングに注目が行きがちですが、初心者については、リーディングとリスニングが基本だと思っています。
リーディング用教材として、デコーダブルブックスとReading A-Z(Raz-kids)を、
リスニング用教材として、今回使用した英検リスニング教材を、
効果的に使っていきたいと思っています。

ひたすら印刷 Reading A-Z

「外国語学習の科学」に引き続き、同じ作者の「英語はもっと科学的に学習しよう」も購入。

具体的な学習方法を期待して読んだのですが、魔法の学習方法が書いてあるわけでもなく(笑)、とにかく「理解しながら」「大量に」「インプット」が必要とのこと。
確かにその通りなので、今まで通り、教材準備に励んでおります。

最近大量に印刷しているのが、Reading A-Zの本。
https://www.readinga-z.com/
Raz-KidsとReading A-Z、両方契約しているので、印刷した本を生徒に読んでもらうことができます。
オリジナルデコーダブルブックスに沿った形で、Reading A-Zの本も大量投入することにしました。

が、大量投入するには、大量印刷しなければいけない・・・(笑)。
ひたすら印刷して、製本づくりをしております。
Raz-Kids(やReadingA-Z)の本は、目的がわかりやすい本が多いので、使いやすいです。
これは、季節を紹介したいんだなとか、学校関係の語いを増やしたいんだな、とか。
オリジナルデコーダブルブックスで紹介した語いや文法と関連のある本を多読宿題として出すようにしています。

Attack on Titan 進撃の巨人

GWすっかりはまってしまいました・・・。進撃の巨人。
色々調べてみると、作者の方はBBCからも取材を受けているんですね。

記事はこちら↓。
http://www.bbc.com/news/world-asia-34483459

進撃の巨人の紹介として使われている文が次のとおり。

Man-eating giants called Titans are stalking the Earth, and what remains of humankind is cowering behind vast walls in a dystopian future.

簡潔で完璧な紹介ですよね。

cowering behind vast wallsのところが、さすがな表現だと思いました。

「進撃の巨人」というのは、漫画の中では主人公エレンの巨人名。
でも英語のタイトルはAttack on Titan。
ちょっと違和感を感じますよね。
どの巨人がどんな英語名になっているのか、調べてみました。
Armored Titan
 これはわかりやすい。鎧の巨人です。
Colossus Titan
 超大型巨人。Colossusはアポロの巨像も意味する、巨大なものという意味らしい。
Female Titan
 これもわかりやすい。女型の巨人。
エレンの巨人の名前は、Rogue Titanらしい。
「進撃」という言葉には色々な思いが込められていると思うので、Rogueであらわされるのは残念な気もする。

進撃の巨人、英語版も出ているのですが・・・、高い!
もう少し読み進めてから、お気に入りの巻だけ買おうかなと思っています。

ジョリーフォニックスをどのように取り入れるか。

昨日は大阪にてにこえこさま主催のジョリーフォニックスのトレーニングを行ってきました。
このプログラムを知ったうえで、英語教育の中でどのように取り入れるか、色々悩まれるところだと思います。

この点は、結局英語教室のポリシーにも関わってくるところなので、すでにジョリーフォニックスを使っている人たちで、広く話し合えればと思っています。
この4月から二か月に一回のペースで勉強会を開催しています。
議題は次の7点。
よく聞かれる質問を議題にしています。

1. Jolly Phonicsの導入時期、進度 4月14日(金)済
2. 42音を教える際の工夫 6月17日(土)
3. 42音後の取り組み 8月10日、11日(予定)
4. Decodable Booksについて 10月
5. Graded Readersについて 12月
6. Jolly Grammarの導入時期 2月
7. 子どもの理解度の把握方法 4月

勉強会の内容は、自由に議論するためオフレコとしています。
ただし、第一回の勉強会では、公開用まとめとして、つぎのとおり確認しました。
-小学校低学年のうちにフォニックスを教えたい。
-フォニックスを教え、こどもが「読める」という意識をもつことで、こどものやる気を応援することになる。

次回は42音を教える際の工夫について、話し合う予定です。
ジョリーフォニックスに真剣に取り組んでいる方の参加をお待ちしています。
詳細はこちら。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

5月には、同じくにこえこさま主催で、ジョリーグラマーのトレーニングも行います。
「楽しい文法」をぜひ体験してみてください。

明日から一週間お休みです。

4月29日から5月5日まで、英語教室はお休みをいただいています。
いつもより少し多めに宿題を出しています。
音読、がんばりましょう。

GWは、またもや教材づくりの予定。
Original Decodable ReadersのAkitaもとうとう20巻まで到達予定。
13巻以降は、少し文法を詰め込み過ぎている感があるのですが、頭の隅っこに知識として入れておいてくれる分には良いかなと思っています。
一区切りの24巻まで、あと少し。
可愛いイラストも多いので、子どもたちの反応を楽しみにしています。

あと、英検対策も本格始動。
まずは、公式リスニング教材を研究して、語いと文法範囲を確認したいと思っています。

音指導のバイブル

今年は初心に戻って、色々昔の資料を引っ張り出して読んだり、聞いたりしています。
久しぶりに引っ張り出してきて聞いているのが、HarcourtのSounds of Letters CD。
soundsofletters

アメリカの幼稚園生から小学2年生に、どのように音と文字の指導をしていくか、
特に、音について詳しく紹介してくれています。
私にとっては音指導のバイブル。

ジョリーフォニックスを教えはじめたときに、アメリカ発音でどうやって教えていくかについては、アメリカで、どのように音と文字の関係を教えているのかを調べ、それを参考に教えることにしました。
その中で、指導者向けの音の説明資料として出会ったものです。
もう、これに出会ったときは、感動しました!
子どもに教える先生のための教材なので、子どもに教えるためのアイデアもちりばめてくれています。

日本でもこういう、教師用の音の教材が出ればいいのにね。

6月のジョリーフォニックスの勉強会では、このCDについても紹介しますね。

岩波新書 VS 中公新書 8番勝負フェア

書店で本を探していたところ(探していたのは法律書だったんだけど)、次の本が目に留まりました。


今、岩波新書VS中公新書で8番勝負フェアというのをしていて、外国語対決で推薦されている本です。
ずっと前にKindle本で購入済み。
もう一度読み直しました。

英語を教えていると基本路線について、迷うことがあります。
例えば、授業をするときにどの程度英語を使うか。
いつから英作文をしてもらうか、等々。

この本を読みなおし、もういちど基本路線について確認することができました。
-英語を外国語として学ぶ。
-本の音読を中心にすえる。よく読み、よく聞く。

ちなみに、対する中公新書の本はこちら。


英語をもっと上手く使いたい大人(高校生以上くらい)向きの本でした。

PhonologyとOrthography

ちょっとマニアックですが、音節の6タイプについて調べていて、次のサイトに行き当たりました。

http://www.readingrockets.org/article/six-syllable-types

音としての音節と、スペルとしての音節の関係について、概念を整理して紹介してくれているのが、Figure 5.1.のHourglass Depiction of the Relationship Between Awareness in Oral Language and Written Syllable Decoding(話し言葉と音節の関係をあらわした砂時計)の図。
うまく用語が整理されていてとてもわかりやすい。

話し言葉と音節の関係について、次のふたつを軸に整理してくれています。
Phonology 音韻法
Orthography つづり法

日本では、英語を学習するにあたって、この二つについてなかなか学習する機会が無いんですよね。
だから、フォニックスが新鮮に感じられる。
特に、ジョリーフォニックスは、PhonologyとOrthographyを子どもに教えるためのプログラムとして順序立ててうまく教えてくれるので、勉強になる。

ただ、英語を学習するうえで、PhonologyとOrthographyにどの程度重きを置くかは難しいところだと思います。
その点、Core5というプログラムがLiteracy(読み書き能力)のために、どのような事項をどの学年で学習するのか、細かに説明してくれています。

http://www.lexialearning.com/products/core5/scope-sequence

pdfのダイレクトリンクはこちら。
http://www.lexialearning.com/sites/default/files/Scope_Sequence.pdf

Phonologyにあたる、Phonological AwarenessとPhonicsを学ぶのは、幼稚園から2年生まで。
3年生以上は文の構造とか、流暢さ、文の理解などに重きが置かれています。

当教室も、フォニックス以外の部分の学習を早めに増やすため、今年からはジョリーフォニックスの42音の進度をかなり速めようと思っています。
速く進めて、語い、文、文法の学習に、できるだけ早く入っていきたい。
ただ、速く進める代わりに、復習をいつまでも、しつこくする予定です。

結局、音節をどのように教えていくか・・・については、まだまだ思案中。
まずは、私自身の頭の中をしっかり整理しなくては。

Parent Roadmap 算数

先日紹介した親のための教育ガイド(Parent Roadmap)、英語と算数の二種類があります。
算数の方はこちら。
http://www.cgcs.org/Page/244

算数の方を読むと
「そんな風にサポートするのか」
というより
「そういう風に英語でいうのか」
と、私の英語の勉強になっています。

たす Addition
ひく Subtraction
比較 Comparison
かける Multiplying
わる Dividing
文章題 Word problems
分数 Fraction
掛け算の暗記 Multiplying numbers from memory

読んでいて?だったのが Place Valueという言葉。
これは、831という数字を見て、100が8個、10が3個、1が1個とわかることだそうです。
日本語だと「桁」の概念ということになるんでしょうか。

算数の力をつけるために、親としてどのようなサポートができるのか。
ちょこっと意訳を載せておきます。

小学1年生
-卵を使うときに、何個あって、いくつ使って、いくつ残っているか聞く。
-「ある数字があります。5を出すと11になります。ある数字というのはいくつでしょう?」と質問する。
-15になる数字の組み合わせを聞く。10+5, 7+8, 5+5+5
-「私は7円持っています。お兄ちゃんは5円持っています。お兄ちゃんが私と同じお金を持つには・・・あと2円必要ですね。」というような会話をする。
-算数が難しいと文句を言っているときには、コツコツ頑張るように声をかける。
-「できた!」らほめる。

すっかりCommon Core State Standardsの回し者になっていますが・・・勉強になりますよね!

本年度の募集は終了。次の新規開講は来年4月です。

結局本年度は高学年クラスは開講せず。
低学年クラスのみの開講になりました。

来年(2018年)も、一クラスは新規開講しようと思っています。
来年も低学年クラスのみの開講になると思います。

既に来年度分の入会予約を受け付けております。
当教室に興味のある方は、まずは体験レッスンをお願いします。

開講予定曜日等はお問い合わせの際、返答させていただいています。

英会話系こども英会話教室、塾系こども英語教室、色々ある中で、当教室を選んでいただき、嬉しいです。
昨年度からオリジナル教材を導入し、EFLとしては壁だったジョリーフォニックスの42音後も非常にスムーズに授業を行えていると感じています。
生徒が、「この本なら読める」と言ってくれるのが、いちばん嬉しいですね。

当教室は「英語の本を読む」ということを中心に据えていますが、本当に英語の本を楽しむためには、英検3級程度の実力が必要だと思っています。
みんなをそこまで連れていけるように。
これでいいと現状に甘えず、工夫を惜しまず、結果が出せるように、頑張ります。