Jolly Phonics」カテゴリーアーカイブ

Jolly Phonics関連の記事です。

Jolly Phonicsを紹介するイベントを6月23日、6月30日に開きます。

mamiecs
以前にも紹介しましたが、クレオ大阪南(大阪市営地下鉄喜連瓜破駅)にて、Jolly Phonicsを紹介するイベントを開きます。
入場無料ですので、気軽にお越しください。

イベントの紹介(↓)
http://www.mamiec.com/jolly-phonics

参加について事前に連絡をいただけると助かります(↓)
http://www.mamiec.com/sample-page

内容は次のとおりのものを予定しています。

(1)Phonics(フォニックス)とは、Synthetic Phonics(シンセティックフォニック)とは。
(2)Letter Sounds(レターサウンズ)とは、Group1-Group3までJolly Phonicsを利用したMamiECでの教え方の例
(3)Jolly Phonicsとは

フォニックスとはなんなんだろう。
フォニックスを教えるって実際にどうしているんだろう。
ジョリーフォニックスってどういうフォニックスなんだろう。
という疑問にお答えできるような内容にしたいと思っています。

トライアルに参加していただいた方からは、
「小学校に導入してほしいと思った!」
というような意見や、
「もっと早く知っておきたかった。」
というような意見をいただいています。

かたい講義形式ではなくて、インタラクティブなアットホームな感じで進めていきたいと思っています。
また、Jolly Phonicsについてのみなさんの感想もお聞きしたいと思っています。
よろしくお願いします。

Phonics用素材 第一グループ

Phonicsの授業で使えそうな素材を公開していきたいと思っています。
しばらくは、Phonicsの規則で読める単語—デコーダブルワーズの画像を公開していきます。
画像をクリックすると大きくなりますので、コピー等してご利用ください。
へたっぴな絵ですが、それも話のタネになると思いますので(言い訳)、ご自由にお使いくださいませ。

sit sat

sit sat


sit satふたつの単語で使えます。

pan

pan


日本語のフライパンとの対比でも使えます。

tap

tap


日本語でもタップウォーター(水道水)って言葉、使われるときもありますよね。デコーダブルブックスでは、”軽くたたく”意味で出てくるときが多いです。

pin

pin


日本語でもピンという言葉があるので、覚えやすいですね。

「Jolly Phonicsを利用したフォニックスの導入例」として開催させていただきます。

6月23日、6月30日、Jolly Phonics Training Courseとしてではなく、Jolly Phonics,そしてJolly Phonics Training Courseに興味を持ってもらうための、プレ講座として開催させていただくことにしました。

「Jolly Phonicsを利用したフォニックスの導入例」として、イギリスなどの英語を母国語とする国で、英語(国語)の時間に行われているフォニックスを、英語教室でどのように導入しているかについて、紹介させていただきます。

6月23日(日)午後14:00-16:00「Jolly Phonicsを利用したフォニックスの導入例」
1 フォニックスとは何か
2 42のレターサウンドとは MamiECでの教え方の例
3 Jolly Phonicsについて

同様の内容を6月30日午前10:00-12:00, 午後1:30-3:30にも開催させていただきます。
場所はクレオ大阪南(大阪市平野区喜連瓜破駅近く)です。
参加費用は、無料にしたいと思っています。
参加ご希望の方は、Contact Usのページからメールをいただければと思います。

Jolly Phonicsで英語を教えてみませんか—Jolly Phonics Training Course in Osaka開催のお知らせ

mamiecs
久しぶりに投稿になります。
このたび、Jolly Learning社にTrainerに認定していただき、日本で、日本語で、Jolly Phonicsの教え方のTraining Courseを開催できることになりました。

http://jollylearning.co.uk/regions/japan/jolly-training/

日時:
6/23 (日)午後
6/30 (日)午前・午後
場所:
クレオ大阪南(大阪市平野区)
地下鉄谷町線喜連瓜破(きれうりわり)駅近く

詳細が決まり次第、またお知らせします。

Jolly Phonicsを教えるための教材の紹介

mamiecs
Phonics今、旬ですね。
Phonics関係や、Jolly Phonicsの関係でこのホームページに来られる方も多くなりました。

Jolly PhonicsでPhonicsを教えたい場合に、どのようなものを揃えればいいのか、もう一度整理してみました。
Amazonのまわしものか、というような投稿になっておりますが、Jolly Phonics関連の本は大規模書店でもなかなか売っていないので、Amazonで買うのがいちばん手っ取り早いと思います。

1 個人で英語教室をしている場合最低限揃えたいもの
(1)Finger Phonics
Jolly Phonicsはこの絵本で授業をすすめていきます。

(2)The Phonics Handbook
Jolly Phonicsの教え方が詳しく書かれています。複製可能なページも多数あり、ワークシート、レターサウンドのカードなども、コピーすれば作ることができます。

(3)ポスター
教室にぜひ!

(4)Jolly Songs
レターサウンドを練習し、覚えるための歌です。

(5)Jolly Phonics DVD
<アマゾンではばら売りしていませんね。>
人形劇、発音の練習ビデオなどが収録されています。

2 保育所・幼稚園・大規模塾をしている場合揃えたいもの
(1)Finger Phonics Bigbook
生徒の人数が多くても大丈夫。

(2)Jolly Phonics Teacher’s Book
The Phonics Handbookをさらに洗練させたもの。
Finger Phonics に書かれている絵の内容も、これを見ればよくわかります。

(3)Jolly Phonics Pupil Book

生徒用ワークブック

(4)ポスター
(5)Jolly Songs
(6)Jolly Phonics DVD

3 セット買い
ええーい、まとめて買ってやる!という方はこちらのセットもあります。

Phonicsについて知りたい、学びたい—とりあえず、Letters and Soundsを読んでみませんか。

mamiecsフォニックスについて知りたいので勉強したい、と思っている方、無料のとってもいい教材があります。

イギリスの教育省(Department for Education)から出ている”Letters and Sounds”です。
最新のフォニックス(システマティック・シンセティック・フォニックス)の教育方法がわかります。

https://www.education.gov.uk/publications/standard/publicationdetail/page1/DFES-00281-2007

実際の教え方を詳しく知りたい場合は、Phase Twoからが便利です。
↓こちらはPDFのダイレクトリンクになります。

https://www.education.gov.uk/publications/eOrderingDownload/Letters%20and%20Sounds-2.pdf

どんなふうに教えて行くのが、概要を知りたいときは、Appendicesが便利です。
↓PDFのダイレクトリンクです。

https://www.education.gov.uk/publications/eOrderingDownload/Letters%20and%20Sounds-7.pdf

MamiECでもこのLetters and Soundsは大いに利用させていただいています。
まず、カリキュラム自体、参考にしていますし、授業で使う例文などには、できるだけHigh Frequency Words(Letters and Soundsの中で紹介されています)を使うようにしています。
文字も同じSassoonフォントを利用しています。
ただ、レターサウンドのとらえ方は、Jolly Phonicsどおりにしています。
例えばck,ff,ll,ssについては、別のレターサウンドととらえず、同じ音がふたつあるときは、ひとつ言うだけでいいですよ。
という説明にしています。

実は過去に同じような「いいもの」がアメリカの教育省にもあがっていないか、探したことがあったのですが、ここまで詳しいものは見つけられませんでした。

システマティック・シンセティック・フォニックスプログラム、どんなものがあるの?

こちらのカタログに載っています。
(このカタログに載っているものを購入すると、政府から補助が出るようです)
http://content.yudu.com/Library/A1zdge/Phonics2/resources/index.htm?referrerUrl=http%3A%2F%2Fwww.ypo.co.uk%2Fphonics%2F

メインストリームとして挙がっているのは次のプログラム。
これらのプログラムは、Letters and Sounds準拠ってことなんでしょうね。

Floppy’s Phonics
Jolly Phonics
Phonics Bug
Phonics International
Read Write Inc
Sound Discovery
Sounds Together

フォニックスの学習に欠かせないデコーダブルブックスには、次のものがあげられています。
Bug Club
Collins – Big Cat
Comics for Phonics
Dandelion Launchers/Readers
Fun with Phonics
Jelly & Bean
My First Phonics
Project X/Project X Phonics
Smart Kids
Songbirds
Sounds-Write
Traditional Tales
Yellow Door

日本もいつかPhonics教育がさかんになって、デコーダブルブックスが普通に本屋さんに並ぶ時が来るんだろうか・・・。
来てほしいなぁ。

Phonicsを教えるなら—Decodable Books(デコーダブルブックス)の紹介

そもそもPhonicsは読む力を養うためのもの。
そこで、Phonicsで音と文字とつながりを学ぶだけでなく、その先の「本を読む」ことが大事となります。

Phonicsを学んだあとは、こどもたちがPhonicsの知識を使って、自信をもって本に挑んでいけるように、Phonicsの法則にしたがった単語がたくさん使われている、デコーダブルブックス(コードを解いていきながら読む本)と呼ばれる本を読んでいきます。

デコーダブルブックス、実際にはどのようなものがあるのか、ちょっと紹介しますね。ちょっと辛口も入っていますが、出版者さま、ご了承願います。

Oxford Reading Tree Songbirds

Oxford Reading Tree Songbirds


当教室でメインに使用させていただいています。
Oxford Reading TreeのSongbirdsシリーズ。
第一グループを学んだ段階でも読むことができます。
ただし、イギリスが現在のシンセティックフォニックスを採用する前に発行されていたものなので、42のレターサウンドを順番通りに学んでいく体系にはなっていません。

Oxford Reading Tree Traditional Tales

Oxford Reading Tree Traditional Tales


こちらは、去年発売されたものなので、42のレターサウンドに沿った体系になっています。
ストーリーも、世界の童話、民話をベースにしているので、デコーダブルブックスにありがちな、無理な話の展開(主人公がすぐ寝るnap、すぐ走るrun、なにかをもらうget(笑))もありません。
当教室ではライブラリ本としておいていますが、授業にも組み込んでいきたいと考えているシリーズです。

Oxford Reading Tree Floppy's Phonics

Oxford Reading Tree Floppy’s Phonics

ORTおなじみのキッパーたちが出てくるPhonics教材。
Kipper, Biff, Chipという名前がそもそもダイグラフを多用しているため、42のレターサウンドを教えている途中には使いにくいのですが、42のレターサウンドを学んだあとは、どんどん取り入れていきたい教材です。

E future Fun Phonic Readers

E future Phonic Fun Readers


こちらは韓国e-future社から出ているPhonics本。
実はうちの生徒さんにはいちばん人気のある本です。
一冊一冊にCDがついていて、モノグラフ、ダイグラフ、オルタナティブスペリングも学べます。
話的にはかなり、無理があります(笑)。が、絵がきちんとしているので、ゆるせます。

Leap Frog Tag System

Leap Frog Tag System


こちらはアメリカ代表(!?)
ペンでなぞれば音が出てくる、タグシステムのシリーズです。
ペンの機能が充実してて、本をペンでつきまくることになります(笑)。
とてもよいシリーズなのですが、英文自体は難しめ。関係代名詞も出てきます。
また話もかなり強引です。

Primary Phonics by Educational Publishing Service

Primary Phonics by Educational Publishing Service


こちらもアメリカ発。
Phonicsとサイトサーズを同時に学べる優れもの・・・と紹介したいところなのですが、生徒には人気がありません。
理由は、「絵」。
もうちょっとなんとかならなかったのか・・・という絵柄です。味わい深いと言えばそうなのかもしれませんが・・・。
分量もちょっと多いので、一回の授業で一冊消化するのはちょっと無理かな・・・。

当教室で蒐集済みのデコーダブルブックスは以上のとおり。
ほかにも気になるシリーズはあるのですが、おいおい集めていきたいと思っています。

日本における42のレターサウンド後の教え方について

mamiecs最近、もう一度イギリスの教育省にあがっているLetters and Soundsを
読みなおしています。
基本の42のレターサウンドを教えた後の具体的な教え方について、
色々考えるところがあるからです。

Jolly Phonics方式で教えると、42のレターサウンドを教えるところまでは
マルチセンサリー(いろんな感覚に訴える)方法で教えることができ、
どんどん力が付いていきます。
けれども、その後は、ただ「単語を覚える」だけになっていたのではないか、
という反省点があるからです。

Letters and Soundsどおりだと、通常は
1いろいろな音に触れる

2フォニックスを学ぶ

3本を読む

という順になるのですが、

日本では思い切って、

1フォニックスを学ぶ

2いろいろな英語の音に触れる(歌、本読みを中心に)

3本を読む

の方がいいのではないか、という気がしています。

そして第二段階の、いろいろな英語の音に触れる中で、トリッキーワーズや
オルタナティブレターサウンドを学んでいくという方法です。
2と3では違いがないじゃないかと思われるかもしれませんが、
3は文字を見て自分で読んでもらうことになりますが、
2では音を聞きながら文字を追ってもらう、という作業になります。
「あ、これはフォニックスのつづりとは違うつづりだな」と認識してもらうためです。

また、トリッキーワーズについては、「こう読むんだよ」という
読み方に力を入れてしまいがちになりますが、
日本の場合は、画像を使ったり、簡単な文法知識と一緒に教えながら(特にbe動詞関係)、
「こう読み、こういう意味なんだよ」という
教え方が必要なのかな、と思います。

最近、フォニックスやJolly Phonicsに関し、問い合わせをいただくことも増え、
Jolly Phonicsそしてシンセティックフォニックス推進派として、責任を感じています。
Jolly Phonicsを土台として、もっと効果的に教えられないか・・・、色々なことを
試しながら、皆様にも道筋を示せればよいなと思っています。

UB(Ultimate Beginner)クラス Jolly Phonicsで教えてみての感想

mamiecs最近Jolly Phonicsという検索ワードでこちらのホームページに来ていただく方が増えています。
まだまだ一般的には知名度は低いのですが、「フォニックス」自体の知名度が上がってきたため、Jolly Phonicsについて関心を持つ人も増えてきたのかもしれません。

MamiEC英語教室を開講して1年。
先日昨年4月に開始したUB1Sクラスの授業が終わりました。
また、9月に始まったUB1クラスについては、42のレターサウンドの学習を終えました。

Phonicsを中心に1年間教えるというコースは、まだまだ珍しいと思いますので、少し詳しくコース内容、それから教えてみての感想を投稿しますね。

1.2012年度UB1Sコースのカリキュラム
(UB1,UB2コースはこの内容をふくらましながら、2年かけて学んでいくことになります)

回数 ターゲット内容
1 s-n
2 c-d
3 r-d
4 g-u Voiced UnVoiced(有気音、無気音)、短母音
5 l-b キャタピラーズ
6 ai,j 筆記体開始
7 oa,ie Top Cat(デコーダブルブックス)
8 ee,or
9 z,w
10 Bob Bug(デコーダブルブックス)
11 ng,v
12 oo,oo Dig,Dig,Dig(デコーダブルブックス)
13 y,x
14 ch,sh
15 qu,oi Zak and the Vet(デコーダブルブックス)
16 ue,oi 短母音と長母音 マジックe
17 er,ar
18 Tricky Words1 abc(アルファベット)、辞書ひき
19 Top Catのリスニング
20 Tricky Words2 Mum Bug’s Bag(デコーダブルブックス)
21 Tricky 1,2復習 Pronouns(代名詞)
22 Alternative letter sounds ai
23 Tricky 3 Capital Letters(大文字)
24 Tricky 3 Alternative letter sounds ee,ie
25 Tricky 4 The Odd Pet(デコーダブルブックス)
26 Tricky 4 Alternative letter sounds oa, er
27 Tricky 5
28 Tricky 5
29 Tricky 6
30 Tricky 6
31 100 words ORT Stage1 デコーダブルブックス復習
32 100 words
33 100 wrods 代名詞とbe動詞
34 100 words
35 100 words Zak and the Vetディクテーション
36 100 words Pronouns(代名詞)Subjective, Posessive, Objective
37 be動詞、一般動詞 Fish and Chips(デコーダブルブックス)
38 疑問文 Doctor Duck(デコーダブルブックス)
39 時制(present past future)
40 複数形 The Big Match(デコーダブルブックス)
41 前置詞 The Moon Jet(デコーダブルブックス)

2.教えてみての感想

(1)レターサウンドについて
第3グループまでは、比較的順調に進みましたが、やはり難関はダイグラフ(二文字で一音をあらわすもの)でした。
ダイグラフそしてオルタナティブレターサウンド(違うつづりで同じ音をあらわすもの)については、数を踏んでいかないと仕方が無いような気がします。

(2)トリッキーワーズについて
ダイグラフより難関がトリッキーワーズ。
カリキュラムを見ていただいたらわかるように、何回も復習しましたが、なかなか覚えにくいのは事実です。
ただ、トリッキーワーズは、「よく使われる単語」でもあるので、本によく出てくる単語(to, heなど)は、比較的早めに覚えてくれたような気がします。

(3)100words
100words・・・最難関です。
フォニックスから学ぶと、「文字を声に出して読む」姿勢はできるのですが、「単語と意味を結びつける」ことが後回しになります。
100wordsについては、抽象的、多義的な単語が多く、日本人には教えにくいのが現実です。
日本人に教えるには、最頻出200または300単語から、画像的にわかりやすい単語をピックアップして、画像とともに覚えてもらう方がよかったかな、という気がしています。
また100wordsをとりあげて教えるよりは、本を読み、本の中からピックアップして頻出単語を覚える方が効果的だったかなとも思っています。今年のいちばんの反省点そしてこれからの課題です。