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Jolly Phonics関連の記事です。

Jolly Phonics Training Courseについての質問に対する回答

mamiecs
またまたいくつか問い合わせをいただきました。
ありがとうございます。
ブログの方でも追加で説明させていただきたいと思います。

1. 初心者でも参加が可能かについて

今回トレーニング内容を設定するにあたって気を付けたのは、次の二点です。

(1)世界標準にすること

ジョリーフォニックスでは、海外ではとても有名なプログラムです。
イギリスのジョリーラーニング社のホームページに私がトレーナーとして紹介されているため、ネイティブの方や、セカンドランゲージの方(フィリピン人の方など)からも問い合わせをいただいています。
そこで、ジョリーラーニング社がトレーニング内容として提案している重要ポイントをカバーしながら、ネイティブの方にも、日本人の先生にも、納得していただけるトレーニング内容にしたつもりです。
実際、9月に開催したトレーニングのトライアルには、ジョリーフォニックスに関心のある、イギリス人の方にも参加していただきました。
日本では、日本人と外国人の方でペアで教えておられる教室も多いと思います。そのような場合でも、一緒に参加していただけたらと思います。

(2)初心者にもわかりやすいものにすること

個人的な希望なのですが、ジョリーフォニックスを中学英語の準備として、小学校に導入してほしいと思っています。
そこで、トレーナーになったすぐに、友人の小学校の先生にお願いして、実際に英語を教えている小学校の先生のほか、一般の小学校の先生にも来ていただいて、トレーニングのトライアルを行いました。
その経験から、初心者にわかりやすいように、たくさんのアクティビティを交えながら、トレーニングを行っています。
確かにワンデイコースとなると、膨大な量に圧倒されるかもしれませんが、トレーニングを受けた後、トレーニングでお渡しした資料とジョリーラーニング社の教材で復習していただければと思います。

2. 東京でジョリーフォニックスを紹介するためのワークショップの開催について

本来なら東京でもワークショップを開催してから、トレーニングを開催するべきだと思います。
今回は、関東方面の方から東京でトレーニングを開催してほしい旨のリクエストを複数いただいたことから、先にトレーニングを開催することにしました。
気軽に参加できるワークショップについても、いつかは開催したいと思っているのですが・・・。

Jolly Phonics Training Courseについて

mamiecs
先日ワークショップに参加した方が感想をブログにあげてくださいました。

ekubo http://ayafm802a123.blog.fc2.com/

Jolly Phonicsの記事はこちら。http://ayafm802a123.blog.fc2.com/blog-entry-578.html

まだまだ参加人数が少なくて、めげそうになるのですが、こういう感想をいただくと、とっても嬉しいです。
がんばってトレーニングもワークショップも開いていきたいと思います。

さて、トレーニングに関して質問をいただきましたので、こちらのブログの方でも記載させていただきます。

(1)日程
現在、次のとおりのトレーニングコースを予定しています。
奈良 11月17日(6時間ワンデイコース)
大阪 12月1日と22日(3時間*2 ツーデイコース)
東京 2月9日(6時間ワンデイコース)

東京については、最少催行人員を設定させていただいています。
12月末時点で、申し込み者が少ない場合、キャンセルさせていただくことがあります(奈良から二人で上京しますので・・・)。
あらかじめご了承お願いします。

(2)お支払
お支払いは、現地の会場受付でお願いします。

(3)ワークショップとトレーニングの違い
ワークショップはジョリーフォニックスや、ジョリーフォニックストレーニングコースの紹介の場と位置付けています。
トレーニングコースについては、ジョリーフォニックスの教え方をみっちり教えます(笑)。
トレーニングコース受講後、ジョリーラーニング社所定の修了証をお渡ししますので、最後まで受講お願いします。特に大阪でのトレーニングは二日に分けて行いますが、両日ともご参加お願いします。

(4)会場内での飲食について
奈良、大阪では教室での飲食は禁じられています。
東京会場では可能です。

(5)子連れでの参加について
子連れで参加していただいてもかまいません。
ただ、保育は用意しておりませんので、各自お世話の方、お願いします。
奈良、東京については、時間が長いこともあり、お子様の方が退屈するかもしれませんが、大阪については比較的短いですし、途中休憩も入れますので、一緒に参加していただいても大丈夫かと思います。
先日のワークショップでは、5歳のお子さん連れがいらっしゃいましたし、シードリングさんのトレーニングでは0歳児連れで頑張って参加しておられました。
いつかは、保育付きでトレーニングを開きたいですね。

トレーニングについて詳しくは、ジョリーフォニックスのページをご確認ください。

アメリカ発音での音の種類とレターサウンドの関係

先日の投稿でも紹介したとおり、ジョリーフォニックスの基本の42のレターサウンドで、すべての音を網羅しているわけではありません。けれどもジョリーフォニックス後続のジョリーグラマーを合わせると、ほぼすべての音が網羅されています。
先日の投稿はこちら→ http://www.mamiec.com/blog/archives/3535
一度すべての発音とレターサウンドの関係を表にしようと思っていたので、これを機に作ってみました。
音の種類については、初心者向けに人気がある、学研のジュニア・アンカー英和・和英辞典「発音記号の読み方と発音の仕方」を参考にしました。辞書での番号どおり記載しましたので、この辞書をお持ちの方は、そのままどういう発音かも特定していただけると思います。

Jolly Phonicsのページには、この表をPDF化したものと、生徒用に作ったワークシートも載せています。
興味のある方は、どうぞ。

 

アメリカ発音での音の種類とレターサウンドの関係
番号 辞書での番号 レターサウンド 単語例 備考
母音
1 1 ee bee
2 2 i sit
3 3 e pen
4 4 a bat
5 5 (a) vast Jolly Grammar3
6 5 ar park
7 6 o hot
8 7 (al) all Jolly Grammar1
9 7 or corn
10 8 oo moon
11 9 oo book
12 10 u sun
13 11 (schwa) again
14 12 er person
15 13 ai tail
16 14 ie pie
17 15 oi oil
18 16 ou out
19 17 oa toast
20 18 (ear) hear Jolly Grammar2
21 19 (air) chair Jolly Grammar2
22 20 (ure) poor 辞書で紹介されている音は、yの音を除いたもの(oo-er)
子音
23 1 p pen
24 1 b bat
25 2 t tin
26 2 d den
27 3 c,k cat, kite
28 3 g get
29 4 f fish
30 4 v van
31 5 th thin
32 5 th this
33 6 s sun
34 6 z zip
35 7 sh shoot
36 7 (zh)ti si television Jolly Grammar 2
37 8 ch chin
38 8 j jump
39 9 h hut
40 10 m mat
41 11 n net
42 12 ng strong
43 13 l lid
44 14 r rain
45 15 y yes
46 16 w win
qu kw
ue y-oo
x ks

Jolly Phonicsのワークショップを終えて

昨日はジョリーフォニックスのワークショップを開催しました。
参加人数は決して多いとは言えませんでしたが、みなさん熱心に受講していただき、また受講後のアンケートでも元気のでる評価をいただき、嬉しく思っています。

ワークショップの中で出た質問のうち、いくつかについて、このブログでも紹介したいと思います。
—–
Q1.ジョリーフォニックスは何歳くらいから始めればいいか。
—–
アメリカでは幼稚園で、イギリスでは小学校の1年生で、導入されているプログラムです。
オフィシャルカタログには、4,5歳用と、記載されています。

ジョリーフォニックスのカタログ
http://jolly2.s3.amazonaws.com/Catalogues%20and%20Guide/US%20Catalog%202013%20web.pdf

Phonicsは、イギリスのLetters and Soundsによると、Phase2にあたります。
Phase1はいわゆるPhonemic Awareness(フォネミックアウェアネス:音に対する意識)の段階です。

Letters and Soundsのリンク
https://www.gov.uk/government/publications/letters-and-sounds

Phonics適齢期になる前に、音に対する意識を高めるため、どういうアクティビティをすればいいか、
前述のLetters and SoundsのPhase1にも記載されていますが、フォネミックアウェアネスに関する有名本といえば、やはり、こちらでしょう。


Phonemic Awareness in Young Children: A Classroom Curriculum

この本は、アメリカの教育省でも紹介されている本です。
私もこの本を持っていますが、具体的にレッスンカリキュラムが紹介されているので、フォニックスの前段階についても真剣に取り組みたいと思っている方、特に幼児向けの英語教室や保育所で英語を教えている方には、便利だと思います。

私自身は、フォニックスはどの年齢でも必要と考えており、当教室では、どの年齢の方にも、最初はフォニックスから学んでいただいています。

—–
Q2 ジョリーフォニックスのセミナーやトレーニングコースの開催予定について
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次回のトレーニング予定について、質問をいただきました。トレーニングは、もちろん、11月、12月限りではありません。
今のところ、
11/17に奈良
12/1,22に大阪
2/9に東京
で開催予定です。
東京につきましては、申し訳ありませんが最少催行人員を設定させていただいています。
その次は3月の日曜日に大阪か奈良で開催しようかと思っています。
決まり次第、MamiECのホームページでもお知らせしますし、Jolly Learning社のホームページにも掲載してもらう予定です。
Jolly Learning社のトレーニングに関するページはこちらです。
http://jollylearning.co.uk/news/training-in-japan-2/

Phonics論争 — 少しうらやましくもある。

mamiecs
Jolly Phonicsのトレーナーをしているので、Jolly Learning社から定期的にメールが送られてきます。
いつもは、Jolly Learning社の出版物の話題や、新しいトレーナーの紹介、各国のトレーニングの様子などのメールなのですが、今回は臨時でシリアスな話題のメールが来ました。
元ジョリーフォニックスのトレーナーが、ジョリーフォニックスを離れ、異なるフォニックスの方式を採用することにしたそうです。
そして、離れただけならいいのですが、ジョリーフォニックスに対し、攻撃的になっておられるようです。

この方のフェイスブックでの主張も読みましたが、どうやら
-基本の42のレターサウンドだけでは少ない。
-オルタナティブスペリング(eeとeaなど)を教えるだけでは、少ない。英語のすべてのコードを教えるべきだ。
というのが、メインのポイントのようです。

私自身は、この元トレーナーの主張を読みましたが、ジョリーフォニックス支持は揺るぎませんでした。
確かに、42のレターサウンド以外にも音はあるし、オルタナティブ以外にも出てくるコードはありますが、そこは、ジョリーフォニックスの次のプログラム、ジョリーグラマーで、かなりの数のコードや音がカバーされています。
また、必要だと思うならば、自分で工夫して教えればいいだけのことです。実際、ジョリーフォニックス自体は、とてもオープンなプログラムで、工夫を制限しているわけではありません。
香港の会議で経験の豊富なトレーナーのデモも見せていただきましたが、アクションなども教えやすいように変えておられたり、オリジナルに固執する必要はなく、みんなでより良いものにしていこう、という雰囲気が感じられました。
Jolly Phonics is developing.とおっしゃってたのがとても印象的でした。

さて、ここまで書いて、どうでしょうか。
この議論、どういう話かわかっていただけたでしょうか。

残念ながら、日本ではまだまだフォニックス自体が有名でなくて、フォニックスを発音の練習と思っている方も多いです。
フォニックスの学習は当然としたうえで、さらにそのフォニックスの教え方について議論をしている・・・ことがちょっとうらやましくもあります。
日本でもフォニックスの教え方について、議論が深まればいいですね。

ジョリーフォニックストレーニングコースの復習について

mamiecs
今日は、個別依頼分のジョリーフォニックスのトレーニング(前半)を行ってきました。
子連れでがんばって参加されていて、感動!
元気をいただきました。

トレーニングコースを受けたら、「自分なりの課題」というのを見つけられると思います。
たとえば、短母音が苦手とか、ダイグラフがどうもわかりにくいとか・・・。
いずれも地道に練習しないと仕方がないので、以前にも投稿しましたが、Jolly Learning社がYoutubeにあげているビデオを何度も見て、練習していただければと思います。
また、発音本についても日本人向けのものがいろいろ出ていますので、DVDやCDつきの発音本を利用されるのもいいと思います。
レターサウンドは発音記号ではどうなるのか、については、Jolly Phonicsのページに参考になる表をあげておきましたので、音の練習にご利用ください。
ジョリーフォニックスのページはこちら↓
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/

当教室のJolly Grammarのスタイル

mamiecs
Jolly Grammarを教え始めて1か月になりました。
当教室では、Jolly Phonics学習後、文法を中心としたB1クラスというのを設けており、B1クラスではOxford Reading Treeを主に利用しながら、中学英語程度の基礎英文法を学んでもらっています。
中学英語程度の基礎英文法といっても、最後の方のレッスンでは、仮定法や分詞構文なども学んでもらい、Oxfored Reading TreeについてもStage8レベルの本を読んでいるので、かなり上のレベル・・・ということになります。

このB1クラス修了生にJolly Grammarを利用して、英語を教えているのですが、生徒たちに聞くと、「ちょうどいい。」とのこと。
私自身も教えていて、ちょうどいい具合だなぁと感じています。
スペル練習、ディクテーション練習も、簡単すぎることもなく、難しすぎることもなく、順調に進んでいる気がします。

Jolly Grammarは、スペル練習ひとつと文法学習ひとつがセットになっているので、一回の授業で、この一セットをこなし、残りの時間は、Jolly Grammar的視点も交えて解説しながら、Penguin Kidsの本を読んで行っています。
受験にも、英会話にも通じる、英語の基礎力をつけてほしい。—生徒と一緒にいろいろ工夫しながら授業の質を高めていきたいと思っています。

ジョリーフォニックストレーニングコース、ワークショップの申込みについて

メールで連絡いただいた方がいらっしゃるのですが、うまく返信できなかったので、こちらに掲載させていただきます。

ワークショップやトレーニングの申込みは、メールにて行ってください。
いずれも大人向きのものですが、11/3については時間も短いですので、お子様連れでも大丈夫と思います。

以上です。

UB3コース(フォニックス短期集中クラス)12月に始めます。—今回から音読宿題はじます。

mamiecs
小学校5年生~中学校1年生を対象にしたフォニックス集中クラスを12月16日から開始します。
ジョリーフォニックスを使用して、
-基本となる42のレターサウンド(日本語のアイウエオ表のようなもの)
-トリッキーワーズ(フォニックスの知識では読みにくい重要単語)
-オルタナティブスペリング(同じ音だけれども違う綴りのもの)
を学び、デコーダブルブックスと呼ばれるフォニックスの知識で読みやすい本を実際に音読していきます。
できましたら、中学校入学前にフォニックスの知識をつけていただきたいと思っています。

12月16日の月曜日17:20開始。毎週月曜日に行い、50分授業です。
全13回の短期コースです。
修了者には、B1コース(文法クラス)のご案内をさせていただきますが、フォニックスだけの受講でもかまいません。

-pre-cursiveと呼ばれる半筆記体を中心に筆記体も教えていきます。
学校で学ぶ字体とは少し異なりますので、ご了承ください。
-アメリカ発音です。

今回から、「音読宿題」を出させていただくことにしました。
授業で本を音読をした場合、その本を持ち帰っていただいて、保護者の方やご兄弟の方の前で読んでいただきます。
読み聞かせを聞いた保護者の方やご兄弟の方は、出席簿の該当欄に「お話聞きました」チェックをお願いします。
音読宿題は、4回目以降に行う予定です。
また、音読をする本について、中学入学が近いことを踏まえ、文法解説も詳細に行っていきます。

語彙、つづり、文法の強化 Jolly Grammarスタート。

mamiecs
今週からB1クラス修了生を対象にB2クラス(Jolly Grammarクラス)をはじめます。
通常はJolly Grammarは、Jolly Phonics終了後すぐに始めるものなのですが、MamiECでは、Jolly Phonicsのあと、オリジナルのB1クラスというのを挟んでから、取り組んでもらっています。
というのは、MamiECでは、はじめて英語を学ぶ方にJolly Phonicsを使用しているので、ある程度「語彙力」をつけてからJolly Grammarに進んだ方がいいと判断したためです。

Jolly Grammarを教えるために色々準備していて思うのが、やはり「Phonicsはつづりに通じている」ということです。
Jolly Grammarでは、毎回生徒さんにスペル練習とディクテーション(聞き取り書き)をしてもらうことになるのですが、このグループ分けがおもしろい。
もちろん日本のように、「曜日の名前を覚える」というようなのもあるのですが、基本は「つづりが同じもの」のグループ分けになっているのです。
たとえば、今日はowを含む単語のスペルを覚える、そして、owを含む単語のディクテーションをする、というように。
Jolly GrammarもJolly Phonicsにひきつづき、Phonicsの知識をベースに、読む書きの力をつけていくプログラムなんですよね。

Jolly Grammarを教えるクラスでは、後半はPenguin Kidsを読んでいき、Jolly Grammarに通じる文法視点を交えて解説していく予定です。

Jolly Grammarをしっかり教材研究しながら教え、いつかはみなさまにJolly Phonicsだけでなく、Jolly Grammarのトレーニングも提供できるように、がんばりたいと思います。