うちの教室のようにフォニックスばかりを教えている教室はまだまだ少ないと思うのですが、それでもトレーニングを受けてくださったみなさまを始め、フォニックス自体に関心を持つ方は増えて来ているように思います。
Phonics後、さらに読み書きの力をつけるためにどのようにしていけばいいのか。
Jolly Phonicsの場合は、Jolly Grammarというプログラムが用意されていますが、国としてシステマティック・シンセティック・フォニックスを採用することにしたイギリスはどうしているのか。
これについては、Grammar(文法)、Punctuation(記号の使い方)、Spelling(フォニックス)を勉強し、2016年からは、この内容に沿ったテスト(SPAG TEST)も行われるようです。テスト自体については、次のBBCの記事のように批判もあるようですが。
http://www.bbc.com/news/education-17974663
このテストの詳細について、今年の3月にKey stage 1: English grammar, punctuation and spelling test frameworkという書類が発表されています。
サイトはこちら。
https://www.gov.uk/government/publications/key-stage-1-english-grammar-punctuation-and-spelling-test-framework
フォニックス後、本を読んで行くにしても、ほかの英会話教材を使うにしても、子どもたちに「どういう点を基礎として教えて行けばいいのか」、参考になる書類だと思います。
例えば、Punctuation(記号の使い方)については、私自身も自分で英語の論文を書くまでは、あいまいな知識しかありませんでしたが、この書類の中では次のように簡潔に紹介されています。
-Capital letters 大文字の使い方 固有名詞と文の最初に使う
-Full stops ピリオドの使い方 文を終わらせるときに使う
-Question marks クエスチョンマーク 文を終わらせるときに使う
-Exclamation marks びっくりマーク 文を終わらせるときに使う
-Commas in Lists 同列の単語があるときのコンマの使い方
-Apostrophes アポストロフィーの使い方 所有格や省略の時に使う
英語の本を読んで行くとさまざまな記号に出会いますが、その説明として参考になりますよね。
ちなみに、Key stage 2: English grammar, punctuation and spelling test frameworkはこちら。
https://www.gov.uk/government/publications/key-stage-2-english-grammar-punctuation-and-spelling-test-framework
この段階ではPunctuationももっと詳細になり、
-意味を説明するために使うコンマ
-コロン
なども説明されています。
これらの書類を読んでいると、実際Jolly Grammarを使って教えているだけに、「あぁ、あのレッスンの内容か。」と関連性が見えてきておもしろいです。
無料でダウンロードできますので、英語を教えている方にお勧めです。