音読のコツ

少し前の記事になりますが、Asahi Weekly Nov.5号に英語朗読家青谷優子さんのインタビューが載っていました。

Asahi Weekly

http://www.asahi.com/english/weekly/

青谷優子さん

http://yukoaotani.jp/

青谷さんのサイトに行き、朗読を聞かせてもらったところ・・・「聞いたことがある!」
NHKの英語ニュース、数年にわたり聞いていたので、その時にお聞きした方だと思います。
私はSakamakiさんの読み上げが好きだったんですが・・・。

さて、音読のコツですが、詳しくはAsahi Weeklyの記事を参考にしてほしいのですが、要は「内容がわかっていること」。

本当にそのとおりだと思います。
節、句で区切る、リストコンマは途中は上げる、などテクニックは色々あるかもしれませんが、内容をわかったうえで、わかりやすく伝えるにはどのように読めばいいのか工夫して読む、それが一番大事ですよね。

特にフォニックスを教えていると、「棒読み」なら読めてしまう。
オーヴァーラッピング、シャドウイングで鍛えたとしても、最終的には内容をわかって工夫して読むことが必要なんですよね。

小学校高学年以上になると、英語らしく読むことに抵抗がでてきて、わざと棒読みにしてしまう子も出てきます。
音読も大事にしていきたいです。

ちなみに、英検3級の面接は音読テストもあるので、こちらのテキストには音読攻略方法も載っています。

子どもについても、自分の声を録音して聞く方法を取り入れようと思います。

スピーキング練習

最近スピーキング練習に、試験問題を活用中。
試験迎合と言われそうですが、ある程度英語を使えるのなら、試験問題を使って緊張感をもってやるのもよいかなと思っています。

子ども英語については、オリジナルデコーダブルブックス25巻を始めるころから、英検3級の面接問題をつかっています。
英検3級の面接問題ならば、試験形式にさえ慣れれば、そんなに難しくないですよね。
-できるだけ文で答える。
-時制に気を付ける。
くらいがポイントかと思います。

大人については、TOEIC SWの問題集を使い始めました。
以前にも紹介しましたが、使っている問題集はこちら。

書店にはあまり置いていないそう。
この本、かゆいところに手が届く、いい問題集だと思うんだけど。
TOEIC SWはLRと違って受験者も少ないので、リアル書店に置いていないのも仕方がないのかなと思います。

大人のスピーキング練習は、スマホやICレコーダーを使って自分の声を録音しながら行っています。
ちょっと恥ずかしいけれど、結局自分で出す音を自分で調整していかないと仕方がないので、発音の練習にはこの方法が一番だと思っています。
TOEIC勉強会、私の方で毎回進行役をしています(TOEICLR直近は970点)。
参加費は500円です。
興味のある方、連絡お待ちしています。

こども英語教育研究大会 えいご先生フェスタ

来週の土曜日日曜日は、大阪にて、こども英語教育研究大会が開催されます。
25日はJolly Grammarについて
26日はJolly Phonicsについて
紹介させていただきます。

25日のJolly Grammarについては、今まで行ってきたトレーニングとは少し違ったアプローチで行います。
ジョリーフォニックス以外を使っている方も参考になる内容で、ジョリーグラマーを紹介したいと思っています。
特に、日本人が英語を学習するのに大切な「文の構造」について、Jolly Grammarがどのようなアプローチをとっているかも、紹介します。
通常だと、Jolly Grammar5,6の内容ですので、なかなか知る機会が少ないと思います。
短い時間ですが、ぜひJolly Grammarを知り、英語の授業に活用していただきたいと思います。

26日のJolly Phonicsについては、従来と変わらないアプローチで行います。
当初第4グループまでを予定していましたが、詰込みになりますが、第7グループまで、42音全部を紹介したいと思っています。
ブルドーザーのように、ダダダッと行きますよっ!
42音を見て、聞いて、動いて、書いて、くっつけて・・・。
楽しく文字と音との関係を教えていきましょう!

お申し込みはこちらへ。

http://kodomoeikyoken.com/

こども英語教育研究大会、えいご先生フェスタのレジュメやアクティビティに使う資料ですが、pdfで持っておいた方が何かと便利だと思いますので、こちらのブログからダウンロードできるようにします。
当日パスワードもお知らせしますね。

単語テスト 負担少なめにしました

MamiECでは語い強化のために、Akita Word Bookというオリジナルの単語集を作っています。

特徴は、
-Book1についてはJolly Phonicsの42音の教え方に沿う形で、デコーダブルワーズばかりを集めている
-Book2以降は、トリッキーな単語も多いけれど、発音記号がわりにレターサウンズをつかっている
ことです。

語い強化のために、来年からAkita Word Bookの単語テストを行っていこうと思っていて教材づくりをしているのですが、枠から単語を選んで記載する、という負担少なめのテストにすることにしました。
弱気(笑)。
その代わり、一回のテストで20単語、テストしていきます。

単語テストを作っていると、重要文テストも作りたくなってしまったのですが、こちらは、テスト形式にせず、スピーキング&ライティングレッスンに組み込むことにしました。

スピーキング&ライティング教材、一旦完成したのですが、Akitaに沿うように再構成し、作り直しました。
当初よりも少し前倒しして、AkitaのBook6を学習し終えるころから導入します。

スピーキング&ライティングレッスンについての大まかなカリキュラムは次のとおり。
-Book6-24を学習している間は、文法を意識した単文作成
-Book25-30を学習している間は、テーマごとのパラグラフライティング→読んで発表(スピーキングレッスン)
パラグラフライティングについては、Raz-kidsの姉妹サイトWritingA_Zを利用しているので、英検3級対策にしては「重め」。
ただ、パラグラフライティングの型を勉強する、いい機会になると思います。

AkitaのBook30終了後は、Raz-kidsの本を読み、Common Core用の教材を使いながら、Jolly Grammarも使っていきます。
Jolly Grammarについては、1-6すべて読み込み済みなので、「いいとこどり」で学習していく予定です。
品詞、語い、時制等々、テーマごとに再構成して教えていきますね。

英検対策本

英検対策本も色々買い揃えております。
どの英検対策本がいいですか?と聞かれるのですが、英語教室で使用するとなると、
-それまでどのように英語を教えてきたか
-その英検教材に何を求めるか
によって異なってくると思います。

MamiECの場合、英検教材ではじめて文法を教えるのではなく、オリジナルのデコーダブルブックスで文法も教えているので、ある程度文法の下地があります。
また、「読み書き」を大切にしているので、書くことが多い教材が好ましいと考えています。
そこで、次のふたつの教材を使っています。
1.小学生のための英語練習帳 3

1、2もありますが、いきなり3から使っています。
こちらは、とにかく「書く」量が多いです。
MamiECの場合、最初にSassoon Fontsを使っていることもあり、学校で学ぶ書体にも慣れてほしい、という意図もあります。
内容的には、本当に初歩の初歩です。
また答えが同じページに書いてあるのでカンニングしやすい(笑)です。

21日1枚!英検(R)5級問題集

こちらは、プリント形式なのが気に入っています。
ただ、解いてから解説する方式なので、ある程度前提知識があることが必要です。

今年度はこの本を使っていますが、来年度はまた変更するかもしれません。
また自分で教材を作ったりして(笑)。

p.s.
現在当教室で、Jolly Phonicsの42音後、英検対策学習までのつなぎ教材として使用しているオリジナルデコーダブルブックス、Phonics with Akitaを、18巻までだれでもダウンロードできるようにしています。
12月末までとしてましたが、今週末までの期限に変更しました。
今回18巻までダウンロード可、としたのは、「全巻完成記念!」なので、7巻以降は今後無料ダウンロード提供する予定はありません。

名詞の三種類

名詞には次の三種類があります(By Jolly Grammar)。
Concrete Nouns
Abstract Nouns
Collective Nouns

Concrete Nounsは五感でわかるもの。
Abstract Nounsは抽象的なもの
Collective Nounsはかたまりを数えるのに使う名詞です。

ロイヤル英文法(旺文社)によると、
Concrete Nounsという分類は無し。
Abstract Nounsは抽象名詞と訳されています。
Collective Nounsは集合名詞と訳されているけれど、例としてfamily, audienceなどが挙がっているので、上の意味でのCollective Nounsではないですね。
ということで、Concrete, Abstract, Collectiveというみっつの分類は、日本人にはあまりなじみがない分類かもしれません。

さて、Collective Nouns。
私を含め、たぶん日本人がいちばん苦手な名詞だと思います。

a swarm of bees
のswarmや、
a herd of sheep
のherdのことです。

こういう言葉を使うと表現が豊かになるんですよね。

現在受講中のHarvardX Contact Lawで、
armies of lawyers
という表現が出てきて、「Collective Noun!」とつっこんでしまいました(職業病:笑)。

armies of lawyers。
armiesという言葉を使うことによって、力強さとともに、なんだか大変なことになっているというニュアンスがよくわかりますよね。
こういう表現に出会うと、やはり大量のインプットが必要だなと改めて思います。

語いを増やす

英検の傾向と対策を知るために購入している市販の各種教材、かなり増えてきました。
最近購入したのが、こちら。

チェックしてみての感想が、やはり「単語を覚える」のが大事だなということ。
MamiECでは単語対策としてWord Bookというのを作っているのですが、時間もかかるので授業中は「読み」のみ。
やはり「書く」作業も必要だなと思っています。
いやがられるだろうけれど(笑)、Akitaのテストに加え、来年1月からは2年目以上(Akita7巻以降)の生徒を対象に、Word Bookと連動した単語テストも増やしていきます。
単語練習用のワークシートも作っていきますね。

Akita18巻まで期間限定ダウンロード可、です。

オリジナルデコーダブルブックスAkitaについて早速色々お問い合わせをいただき、ありがとうございます。

Phonics with Akitaについては、かなり費用も手間もかかっているのですが、11月17日(←期間変更しました!)までの期間限定で18巻まで、どなたでもダウンロードできるようにしました。
「それはやりすぎ。支払います。」という方のために、Paypalでの寄付ボタンも設けました(笑)。
気に入られましたら、寄付額を選んで、寄付してくださいませ。

http://mamiec.com/akita/phonics-with-akita-download_all

19巻以降についてもリクエストをいただいていますが、もう少しお待ちください。
来年1月以降には、お譲りできるかと思います。

MamiECでは18巻後、英検集中対策学習を行っています。
18巻まで読んでおくと、Tricky Wordsに戸惑うことなく、学習をしていけます。
Phonicsを前提としていない既存の子ども向け英語教材も、ぐっと使いやすくなりますよ。

Akitaを作り終わって、本当にほっとしています。
Jolly PhonicsやJolly Grammarを使って英語を教えながらモヤモヤしてたところが、私の中では全部スッキリ!しました。
大量の本にもお別れしたし、物理的にも精神的にもスッキリです(笑)。

今回サイトにアップするのにあたって、Akitaのレイアウトを少し変更しました。
「A4袋とじ印刷」設定にしています。
A4用紙に2in1で印刷していただいて、A5の大きさでミニ本としてお使いください。

Akitaのサイトも大リニューアルしました。

http://mamiec.com/akita/

WordPress、どのテーマにしようか色々悩んだあげく、結局オーソドックスなテーマを使い、Wordpressの固定ページ機能をメインに使ってサイトを作ることにしました。
Akitaのみならず、その他のMamiECの英語教材もシェアできるものはシェアしていきますね。

42音にもさらに工夫を。

オリジナルデコーダブルブックスの作成がとりあえず終わり、来年度の新入生用のワークシートを作り直しています。
-42音の音を知っている。
-42音をあらわす文字を書ける。
-ブレンディングして読める。
-セグメンティングして書ける。
のほか、

-デコーダブルワーズを理解している(語い習得)。

も大きな目標として入れることにし、Akita Word Bookと連動したデコーダブルな単語学習にも力を入れることにしました。
絵と音からのディクテーションなども体系的に組み入れていきたいと思っています。

また、今まで小文字優先でしたが、低学年についても小文字と大文字両方を教えていきます。
一枚ずつだったワークシートは42音のsからアルファベット学習まで一ファイルに集約し、ページ番号もつけて、生徒が整理しやすいようにする予定です。

42音を教えるペースは、来年度も今年同様、速めで教えていきます。
半年で42音を教え終えるのが目標。
その代わり、Akita(オリジナル教材)でしつこく復習していきます。

大量の本にお別れ 

数百冊の本とお別れ。
名作の洋書などもあったのですが、思い切ってBook Off Onlineにて、引き取っていただきました。

私自身、最近「紙」の本を手に取るのは、
-資格試験本
-仕事用の学習本(英語関係・法律関係)
-子ども用の本
くらいで、あとは、Kindleで購入して読んでいます。
最近ブック放題というのにも加入してみたのですが、最新の雑誌も発売日にWebで読めてしまう時代・・・。
リアル本は、「使い倒す本」だけになっていき、あとは電子本になっていく気がします。

MamiECで使うオリジナル教材も紙ベースではなく、PDFとmp3に集約していっています。
教材は、主にWordで作っているのですが、Wordだとパソコンのフォント環境に左右されるので、とりあえずPDFやJPGにしておき、クラウドにおいておけば、パソコンが壊れても安心。
MamiECの教材は、次のサイトに整理してあげていく予定です。

http://mamiec.com/akita