前の記事で紹介したVowels and Consonants。
なんだか色々おもしろくてはまっています。
Kindleで読んでいるので、紙の本だと何ページになるのかよくわからないのですが、
Table 11.3 The IPA symbols for the consonants of English
に基づいて、子音を作るのにどの場所を使うのか、前から順に、絵を描いてみました。
子音はJolly Phonicsのレターサウンドを使っています。
1.最初は両唇でつくる音と、上の歯と下唇でつくる音
両唇でつくる音はBilabialというそうです。
labialが唇でbiが2ですね。
上の歯と下唇でつくる音は、Labiodentalというそうです。
Labilが唇でdentalが歯ですね。
(生徒向けに作ったのでルビふってます)
2.次は、歯でつくる音と、歯茎でつくる音
t,dがDental Soundsだと思っていたのですが、th(Voiced Unvoiced)がDental Soundsでした。
t,dは、Alveolarという歯茎音になるそうです。
でも、説明の時はやっぱり、t,dは舌で後ろの歯を掃除する音と説明したいと思っています。
あと、sがここに分類されるのはちょっと不思議な気がしますね。
場所としてはここら辺を摩擦させる音なので、これでいいんでしょうね。
3.最後に口の真ん中でつくる音と口の後ろでつくる音
sとshは難しいけれど、sは前の方を使い、shは真ん中くらいを使う、ということになります。
あとjとzhもよくわかりませんよね(私だけ?)
jはstop音で長くは出せない音。zh(Jolly Grammar2で出てきます)は摩擦音なので、長く出せる音ということになります。
子音については、たとえば鼻音(m,n,ng)のように、場所だけでは特定できない要素がありますが、こんな風に並べて発音していくと、前から順番に使っているのが意識できるので、おもしろいですよね。
あと、表には載っているのに、絵には記載していない子音もあります。
w—これは、表では両唇と口の奥を使う音として分類されていました。唇使うのはわかるけど、口の奥も使ってるのかしらん。
r—これは、s,z,lのように前歯の後ろで作る音に分類されていました。アメリカ発音では後ろ使いますよね。
何回も子音の発音や母音の発音をしながら、うるさく本(Vowels and Consonants)を読んでおります(笑)。
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後日談
さっそく生徒に使ったら、th音のところを「歯に唇をはさむ音」と間違って書いていて、大笑い!実際に歯に両唇を挟んでくれる子もいました(笑)。