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Jolly Phonics関連の記事です。

100単語一日目  ハードだった模様(笑)

昨日は夏休み特別講座100単語講座をしました。
よく使う単語を品詞毎に分けて、ひたすら覚える・・・というジミーな講座です。
欲張って、この特別講座は全部英語でする!と宣言していたのですが、生徒の顔が「???」だったので、途中から英語+日本語に切り替えました。
まだちょっと難しかったかな・・・。

さて、ジミーな講座ですが、ジョリーフォニックスを採用している教室らしく、できるだけ楽しく教えたいと、各単語アクションつき(笑)。

例えば代名詞。
100words_pro

ジョリーグラマーを思いっきり活用させていただいています。

動詞はこんな感じ。
100words_verb

1時間半の講座だったのですが、生徒の皆さん、大変疲れたようでした。

基本100単語をきっちりおさえておくと何かと便利なので、この100単語教材は、随時
活用しようと思っています。
中学になって、英語の勉強が遅れてきた子どもの挽回にもいいんじゃないかと思っています。

Jolly Phonics Letter Soundsアプリの使い方

Jolly Phonics Letter Sounds
https://itunes.apple.com/jp/app/jolly-phonics-letter-sounds/id897894552?mt=8&ign-mpt=uo%3D2
さっそく生徒に使ってもらいました!
なんだか夢中になって取り組んでくれて、しかもどんどん進んで使ったので、42レターサウンドすべて、30分強で終えちゃいました。
もうちょっと丁寧に進んでほしかったけれど、まぁ一生懸命してくれたのでよしとしよう(笑)。

まずは、設定。
これで、アメリカ英語/半筆記体の設定になります。
イギリス英語かアメリカ英語かわかりにくい場合は、ビー(蜂くん)の声が高い方がイギリス英語です。
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最初の画面はこちら。
IMG_0238
花がひとつしか咲いていないのと、ふたつ咲いているのがありますね。
レターサウンズを学ぶほど、お花がたくさん咲いていく・・・という仕組みになっています。
自分のポットを決めて、たくさんお花を咲かせてください。
ポットに自分の顔の写真を貼ることもできます。
たくさんの生徒と使う時は写真をとっておいた方がわかりやすいでしょうね。
(ちなみに右の写真は私です)

ポットをタッチすると出てくる画面がこちら。
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たくさんレターサウンズを学ぶとこのようにいっぱい花が咲きます。
IMG_0241

まずは音とその文字の書き方を学びます。
IMG_0237

ありさんが音を言ってくれるので、どのレターサウンドのものかタッチします。
IMG_0234
次のゲームに行きたいときは、右側の虫さんをタッチ。
ゲームの仕方がわからないときは、右上のビー(はち)をタッチすると教えてくれます。

はい。ブレンディングの練習です。
IMG_0242
まずは、単語をみて自分で言ってみましょう。
それから下の貝をタッチすると、ひとつひとつのレターサウンドと、ブレンドした単語を言ってくれます。

次は、セグメンティングの練習。
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単語を聞いて、どのようなレターサウンドから成り立っているか、レターサウンドを順番にタッチしていきます。

最後はゲーム。
これは単語を聞いて、最初の音が何かをあてるゲーム。
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リスニングの勉強によいです!

アイアプリって色々なのありますが、ふんだんに絵が使ってあって音声も豊富。「本気」なアイアプリです!
すごい。しかもリーズナブルだし。

使ってみての感想は、ジョリーフォニックスを学習しているこどもの「復習」にぴったり、ということです。これだけで学習することも可能かもしれませんが、やはり教室で一文字一文字しっかり学んだあと、ある程度レターサウンズの知識があったうえで使った方が、効果的と思います。
このアプリでジョリーフォニックスに興味を持った方、ぜひジョリーフォニックスを教えている教室に足を運んでくださいね!(↓こちらに一覧あります)
ジョリーフォニックスを学べる教室

Jolly Phonics アイアプリ出てた!期間限定のお得価格になっています。

もうちょっと時間がかかるかと思っていたのですが・・・発売されていますね!

https://itunes.apple.com/jp/app/jolly-phonics-letter-sounds/id897894552?mt=8&ign-mpt=uo%3D2

iPadオンリーかと思っていたら、iPhoneでも大丈夫でした。
iPadも持っているのでインストールしたかったのですが、私が持っているのは初代iPadなので、OSのバージョンが古くインストールできませんでした。残念。

Special introductory price, for a limited time only.
期間限定、大サービス価格!
今なら500円でダウンロードできます。
安いですよねー。すごいすごい。

すべて英語でのナビゲートになりますので、ちょっとだけ使い方のヒントをあげておきますね。
0723_jolly

1.アメリカ英語/イギリス英語、半筆記体/筆記体切り替え
①のところにある”i”ボタンを押すと、設定の画面が出ますので、切り替えができます。
私は、この画面のCreditsのところに出てきたAlexanderさんやMichaelさんの名前に「あぁ、あの方だ!」と反応してしまいました(笑)。ロンドンの会議でアプリを説明してくれていた人なんです。

2.ユーザー登録
②の+の絵が描いてあるポットをタッチすると、カメラが出てきます。
このカメラで写真を撮るとユーザーの写真をポットに貼り付けることができるようになります。
③のカタツムリのところが、写真になるんです。

Androidにも移植作業をする予定ということを聞いていますので、iPhone,iPadをお持ちでない方はもう少しお待ちくださいね。

ロンドン会議終了。元気いただきました!

小学校見学、ジョリーミュージックのトレーニング、カンファレンスと三日間の日程、すべて終えることができました。
昨年の香港会議では、主にアジアオセアニアの方が多かったのですが、今回は、イギリスで開かれ、しかも年に一回だけの会議だったので、世界各地から参加されていました。
香港、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、インド、レバノン、ルーマニア、スペイン、ナイジェリア、ガーナ、シェラレオネ、グレナダ、アメリカ・・・。思いつくだけでもいろんな国の方とお話ししたなぁ。

今回のカンファレンスでの特徴は、ナイジェリアの方がすごく多かったこと。ナイジェリアではいくつかの州で公的にジョリーフォニックスを導入されていて、どんどん拡げていっているそうです。教育委員会の方も参加されていて、会議後のパーティーで、お話する機会があったのですが、なんとこの方、数学教育の見学のため、一か月ほど日本に来られていたそうです。日本人は英語が話せなくてどこでも通訳付きだったのに、英語上手だね、と褒められてしまいました。褒められたのは素直に嬉しかったのですが、「日本人は英語話せない」とはっきり言われてしまったのは、複雑でした。

このような意義深い会議に招待していただいて、ジョリー・ラーニング社には本当に感謝しています。私にできるのは、まずは自分がしっかりジョリーフォニックス、ジョリーグラマーを知ること。そして自分の教室でしっかり教えること。

明日、日本に帰ります。新たな気持ちで、がんばります。

—-

ジョリーフォニックスの製品がずらり。

ジョリーフォニックスの製品がずらり。

休憩時間には飲み物とクッキーが準備されています。

休憩時間には飲み物とクッキーが準備されています。

会場内に展示されていた、ジョリーフォニックスホワイトボード

会場内に展示されていた、ジョリーフォニックスホワイトボード

ジョリーフォニックスゲームCD

ジョリーフォニックスゲームCD

Jolly Grammar5の紹介。これは、Sentence Wallsというアクティビティ。

Jolly Grammar5の紹介。これは、Sentence Wallsというアクティビティ。

ナイジェリアで進められているジョリーフォニックスの導入の様子。

ナイジェリアで進められているジョリーフォニックスの導入の様子。

Jolly Learning社よりiアプリ出るそうです。

昨日はトレーナーズカンファレンスの一日目。ジョリーラーニング社から新製品のレポート、大先輩のトレーナーさんからの効果的なトレーニング方法の教授、学校にジョリーフォニックスを導入されたオーストラリアの校長先生からのレポート、インドの僻地でのトレーニング状況のリポートなどがありました。

詳しくは日本に帰ってから、メーリングリストの方で報告しますね。

私にとってのいちばんのビッグニュースは、ジョリーラーニング社からアイアプリが出ること。
42のレターサウンズ、文字の書き方、音の認識、ブレンディング、セグメンティングが学べ、7名まで使用可能だそうです。
ジョリーフォニックスのキャラクター、ビーがガイドになっていて、イギリス英語・アメリカ英語、半筆記体、ブロック体にも対応しています。
スクリーンショットをあげておきますね。
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アップルには提出済みなので、発売は、2,3週間後になるだろうとのことでした。発売後しばらくはキャンペーン期間として、アメリカドルなら15ドル、ポンドなら4.99ポンドで購入できるそうです。
アメリカ英語でジョリーフォニックスを教えている方には、強力な助っ人になりそうですね!

小学校見学–真剣に読み書きの力をつけたいからジョリーフォニックス

昨日の午前中は、ほかの国のトレーナーさんたちと一緒にジョリーフォニックスを効果的に使用している小学校の見学をさせていただきました。

1. 90パーセント以上がバングラディシュ人
私たちが見学させていただいたのは、トーマスバクストンという小学校(Primary School)です。
http://www.thomasbuxton.towerhamlets.sch.uk/
3年前にジョリーフォニックスを導入し、目覚ましい効果をあげている学校だということでした。イギリスは、達成度をはかるテストがあるので、どこの学校がどれだけ成果をあげているのか、すぐわかるんですね。
生徒は、バングラディシュ人が90パーセント以上。親も英語が話せない家庭が多い中で、子どもに読み書きの力をつけてもらうために、「このプログラムが私たちが求めていたもの!」とジョリーフォニックスを導入されたそうです。

2. 細かくサポート
先生のお話を聞いたり、実際の授業の様子を見て感心したのが、きめ細かなサポート体制です。
1クラスは30名ですが、レベル別にみっつのグループに分け、一人の先生が教えるのは10名。6週間ごとに子どもたちの達成度を測り、グループ変えをしているそうです。また、保護者が子どもにサポートできることも大切なので、親に対してのワークショップも開いているとのことでした。遅れてきている子どもには、特別にグループを作って付加的に指導し、追いつけるようにしているそうです。
ジョリーフォニックスは、s,a,tとどの文字がどの音なのか、ひとつずつ丁寧に導入しているのですが、導入前に、レターサウンズのお話を聞いたり、ジョリーソングを聞く(文字はまだ導入無しに)準備期間を設けているそうです。これは、この学校に特徴的だとのことでした。

3. あちこちにジョリーフォニックス
日本の保育所や幼稚園のように、部屋の中は飾り付けがいっぱい。ただ、その飾りが子どもたちの作品だけではなく、学習コーナーのようになっていて、レターサウンズのウォールフィーズやトリッキーワーズフラワーなど見慣れたものがいっぱいでした。小学校の中だったので写真が撮りにくく、なんだか下手な写真ですが、参考に・・・。
tricky
4. 真剣に読み書きを学ぶなら・・・ジョリーフォニックス
今年はロンドンでの開催なので、イギリスのトレーナーの方も多数参加されています。休憩時間にお話をしていて思ったのが、英語が母国語でない生徒に教えておられる先生が多い、ということです。見学をした小学校もそうですが、両親が英語を話せない、読み書きができない。そういう子どもたちにも、これから暮らしていくイギリスでの公用語「英語」の読み書きの力をつけさせたい・・・と採用しているのがジョリーフォニックスのプログラムなのです。
私たち日本人のように、外国語として英語を学んでいるのとは違う、真剣さが感じられました。

貴重!Jolly Musicのトレーニングを受けてきました。

イギリスに来ています。
今日は朝から小学校の見学に行き、午後からはたっぷりジョリーミュージックのトレーニングを受けてきました。
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1. ジョリーミュージックって?
音楽を学習するプログラムです。
ハンガリーのコダーイという方の理論に基づいていて、楽器をひくのではなく、自分の声や動作を使って、音楽を学習していきます。

2. Beat, rhythm
本日教えてもらった中で印象に残ったのは、Beat(拍)とリズム(調子)。
ライム(話し言葉)を拍子をとりながら(アクションをつけながら)話す。

歌を拍子をとりながら(アクションをつけながら)歌う。

歌をリズムをとりながら(アクションをつけながら)歌う。

歌を声を出さずに頭の中で歌って拍子のアクションをする。

歌を声を出さずに頭の中で歌ってリズムのアクションをする。
ということをしながら、ビート(拍)とリズム(調子)の関係を把握し、ひいては音符を読めるようにしていく・・・というものでした。

と書いてもわかりにくいだろうなぁ・・・。
手をたたいたりしながら歌っていただけなのにうまく音符の理解につなげられていて、「そういうことだったのか。」と感動したのですが、この感動をうまく伝えられなくて申し訳ない。

3. 実はシラブル練習
ジョリーミュージックのトレーニング中にリズムをとりながら歌っていてハタと気が付いたのですが・・・、リズムをとるのって、音節の練習ですね。もし英語の歌の楽譜を持っていたら、見てみてください。きれいに母音を中心に分かれています。ペアワークをしていた方がイギリス人のトレーナーさんだったので、リズムをとるのはシラブル数えに似ているねと話したら、そうだねと言ってくれたので、それでいいんだと思います。

Jolly Musicのトレーニング、日本ではなかなか受けられないので、貴重な体験をさせていただきました。

yとiとee

フォニックスの色々な教材を見てみると、a,e,i,o,uの他に「y」も母音としてあげている教材があります。
ジョリーフォニックスでは、まずは「y」は、子音のy(yamのy)として基本の42音の表に出てきます。

確かに、yというのはとても特殊です。
単語の前に出てくるときは子音のyの音ですが、単語の後ろに出てくるとき、例えばsilly pretty などのyはi(イ)またはee(イー)の音になります。また、my shy などのyはie(アイ)の音になります。
普通は母音にはaeiouのどれかの文字が入っているはずなのに、yはこれらの文字がなくても母音になっちゃうんですよね。

これについては、ジョリーフォニックスでは、toughy y(強がりy)として説明しています。
yくんは強いから、時々「i」にとって代わる、という説明です。
確かに、iって短母音がイ、長母音がアイをあらわす文字なので、yもiまたはieの発音になるって説明しやすいですよね。

・・・が、ここにトラップが・・・。
iとeeの関係です。

Jolly Grammar1では、先ほど紹介したsilly prettyの最後のyをee(長母音のイー)扱いしています。
すると、強がりyくんは、iだけでなく、eにまでとってかわっていることになってしまうのです。

フォニックスの本だけを読んでいると、イとイーは峻別されていますが、音声学の本を読むと、大して区別していないんですよね。
確かに、leaveとliveの区別は「単語を識別する」ために、長短はっきりさせることが必要ですが、sillyをシリと読もうとシリーと読もうと、単語の識別には関係ないので、長短はっきりさせなくても大丈夫なんですよね。

原点回帰「発音は言葉をわかってもらうために練習する」

ということで、Jolly Phonicsの段階ではイ(i)とイー(ee)の長さについて詳しく説明しますが、Jolly Grammarの段階は単語の区別さえできれば、あまりこだわっていません。eeのところを日本の辞書に合わせてiと教えたりもしています。


実は中学生になったうちの生徒が「学校のフォニックスでyが母音に入っていた」と教えてくれたので、マニアックな話題かなと思いつつ、投稿してみました。

JACET 100とJolly Grammar1,2を比較

Jolly Grammar1,2の
(1)Spelling Lists(スペルリスト)
(2)Dictation(聞き取り書き)
に出てくる単語・文に、JACET100の単語がどれくらい出てくるか、調べてみました(物好き)。

JACET100のうち、Jolly Grammar1でも出てくる単語は、82個。
割と重なっていますね。
JACETの100にはあがっていて、Jolly Grammar1には出てこなかった単語を紹介しますと、
1 as
2 or
3 about(2)
4 people
5 know(2)
6 look
7 year(2)
8 just
9 take
10 than
11 good
12 over(2)
13 work(2)
14 these
15 back(2)
16 life
17 world(2)
18 most
(2)と記載している単語はJolly Grammar2のスペルリストやディクテーションで扱われる単語です。

結局、as,or,people,look,just,take,than,good,these,life,mostが、スペリングリスト・ディクテーションに登場していない単語ということになります。単語を見てみると、スペリングリストには載っていませんが、調べきれていないリスト以外のところで何回も登場していそうな単語ですね。

Jolly Grammar1,2は「音とつづり」を基に単語を学習していくので、基本単語についてカバーできているか気になっていたのですが、基本単語もきっちりおさえられている、と言えると思います。

最近なぜ100単語にこだわっているかといいますと、三省堂ワード・ワイズ・ウェブにあった投野由紀夫東京外大教授の「新しい英語語彙指導と辞書――新指導要領、CAN-DOリスト、CEFR-Jをふまえて――(1)」を読んだため。

↓こちらに載っています(ちょっと古い記事です)。
http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wp/index.php

この記事の中に、
「実は英語の語彙というのは基本100語ぐらいで、かなりのことができます。」
(基本100語が)「データ全体の7割近く(67%)を占めます。」
との記載があります(*会話コーパスの基本100語なので、JACETとは少し異なると思います。)
けれどもこの100語というのが、フォニックスを知っているものからするとなかなか曲者で、イレギュラーなものも多いんですよね。しかも子どもにわかりやすい「名詞」が少ないし。

ということで、子どもへのわかりやすさも考慮しつつ、独自に100単語を選びまして、この夏の講座で集中してやります。地道に単語に取り組むけれど、できるだけ楽しい授業になるように、工夫しますね。

42のレターサウンズを学習できるアプリ Phonics Under the Big Top

Jolly Phonicsの関連アプリがあるということを聞いたので、さっそく使ってみました。
https://itunes.apple.com/jp/app/phonics-under-the-big-top/id696567805?mt=8
アプリ名はPhonics Under the Big Top。iPad用のアプリです。
1. 42のレターサウンドの音を聞きながら、文字の練習。
2. 絵を見ながら単語を聞いて、最初の音がどの音(文字)かあてる。
3. 絵を見ながら単語を聞いて、最後の音がどの音(文字)かあてる。
4. 絵を見ながら単語を聞いて、どの文字でできているか組み立てる。
というようなアクティビティができます。
フォニックス関連のアプリってたくさんありますが、ABCを基準にしたものが多いんですよね。
こちらのアプリはJolly Phonicsに沿った構成になっていて、42のレターサウンズをグループごと(7グループ)に分けて学習できるようになっています。
Jolly Phonicsが広まってくると、このようなアプリも色々登場するんでしょうね。