Jolly Grammar1,2の
(1)Spelling Lists(スペルリスト)
(2)Dictation(聞き取り書き)
に出てくる単語・文に、JACET100の単語がどれくらい出てくるか、調べてみました(物好き)。
JACET100のうち、Jolly Grammar1でも出てくる単語は、82個。
割と重なっていますね。
JACETの100にはあがっていて、Jolly Grammar1には出てこなかった単語を紹介しますと、
1 as
2 or
3 about(2)
4 people
5 know(2)
6 look
7 year(2)
8 just
9 take
10 than
11 good
12 over(2)
13 work(2)
14 these
15 back(2)
16 life
17 world(2)
18 most
(2)と記載している単語はJolly Grammar2のスペルリストやディクテーションで扱われる単語です。
結局、as,or,people,look,just,take,than,good,these,life,mostが、スペリングリスト・ディクテーションに登場していない単語ということになります。単語を見てみると、スペリングリストには載っていませんが、調べきれていないリスト以外のところで何回も登場していそうな単語ですね。
Jolly Grammar1,2は「音とつづり」を基に単語を学習していくので、基本単語についてカバーできているか気になっていたのですが、基本単語もきっちりおさえられている、と言えると思います。
最近なぜ100単語にこだわっているかといいますと、三省堂ワード・ワイズ・ウェブにあった投野由紀夫東京外大教授の「新しい英語語彙指導と辞書――新指導要領、CAN-DOリスト、CEFR-Jをふまえて――(1)」を読んだため。
↓こちらに載っています(ちょっと古い記事です)。
http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wp/index.php
この記事の中に、
「実は英語の語彙というのは基本100語ぐらいで、かなりのことができます。」
(基本100語が)「データ全体の7割近く(67%)を占めます。」
との記載があります(*会話コーパスの基本100語なので、JACETとは少し異なると思います。)
けれどもこの100語というのが、フォニックスを知っているものからするとなかなか曲者で、イレギュラーなものも多いんですよね。しかも子どもにわかりやすい「名詞」が少ないし。
ということで、子どもへのわかりやすさも考慮しつつ、独自に100単語を選びまして、この夏の講座で集中してやります。地道に単語に取り組むけれど、できるだけ楽しい授業になるように、工夫しますね。