TOEIC勉強会 Part7

土曜日はTOEIC勉強会でした。
前回はTOEICスピーキング学習のみで時間が終わってしまったのですが、今回はスピーキング学習もLRも両方取り組むことができました。

TOEICのLRについては、パート別に、時間を計って解いています。今回は、魔のPart7(笑)。
今回参考にしたTOEIC試験の時間配分は、こちら。

https://toiguru.jp/toeic-time-management

Part7はとにかく量が多くて、取り組み方にコツはないのかと聞かれることが多いのですが、
私は何のコツもなく、ひたすら前からパッセージを読んでいっています。

(1)パッセージを読む→(2)問題文を読む→(3)もういちどその部分のパッセージに戻って答えを解く。

という方法です。
これをするには、とにかく最初の段階(1)でパッセージを速く読まなくてはいけません。
速く読むためには、ふだんからたくさん英文にあたることが必要になってきます。
実際、仕事で英語を使う時って、基礎知識を付けたり、資料探しのために、膨大な量の英語を読まないといけないんですよね。
だから、TOEICを利用しながら英語の力をつける、という観点からは、「普段から英文をできるだけ読む」のをおすすめします。

TOEIC勉強会、ひきつづき参加者募集中です。
入試改革もあり、今後こどもたちは、間違いなく英語力が上がっていく、はず。
大人も英語、がんばりましょう。

世界中の教育改革の元? Connectivism

MOOCにて受講中のUnderstanding Language。
今週のお題は、 Technology in language learning and teaching。
そこで、紹介されていた興味ある記事がこちら。

Connectivism コネクティビズム by George Siemens

http://www.itdl.org/journal/jan_05/article01.htm

そもそも従来の教育セオリーとして、次の三つがあったそうです。
Behaviorism 行動主義
Cognitivism 認知主義
Constructivism 構成主義

ただ技術の進歩と社会の急速な変化で、私たちも感じているように、次のような状況が起こっています(意訳です)。
-知識が時代遅れになる
-全く違う仕事に就く可能性がある
-「〇〇学校」などという公式な場所でなく、非公式な場所での学習が増えている
-一生勉強
-技術の発展で人間の脳の機能が代替できるようになっている
-個人だけではなく、組織も学ぶ必要がある

そこで、従来の教育セオリーとは別にConnectivismという主義が出てきました。
Connectivismとは次のような主義です(意訳です)。
-いろんな意見を学び、知る
-学びというのは、いろいろな情報を結びつけること(Connecting)
-学びは、人以外にもおこる。
-「もっと知ろうとすること」が現状の知識に満足しているよりも重要。
-学びを継続するには、結びつき(Connections)を大事にし、持続させることが大事。
-いろんな分野の考えやコンセプトを結びつける(Connections)ことがコアスキル。
-最新のものを知ろうとすることが大事。
-自分で決定すること、それ自体が大事な学びのプロセス。

これは、2005年の記事です。
けれども2005年には、この記事の内容がしっくりくる人は、まだ少なかったのではないでしょうか。

超意訳なので、詳しくは、先に紹介したアドレスの記事をきちんと見ていただきたいのですが、現在世界中で行われている、教育改革の流れの元のセオリーなんじゃないかと思ってしまいました。

MOOCの話題ばっかりですみません。
すっかりMOOC中毒です(笑)。

MOOC みっつ。

受講していたMOOC(Massive Open Online Courses:大規模公開オンライン講座)のFirst Step Koreanコース、無事修了しました。
韓国語は4,5年前にTOPIK4級をとり、TOPIK5級(5,6級が上級です。)が難しいこともあり、そのままになっていました。
もう一度基礎からしっかり韓国語を学習しなおしたいけれど、基礎本を買い直すのも・・・と思っていたので、とてもよい復習になりました。

ひきつづき、Learn to Speak Korean 1という講座を受講しようと思っています。

韓国語でお世話になっているMOOCはCourseraというサイト。

https://www.coursera.org/

契約法はedXを利用していて、

https://www.edx.org/

先日から紹介しているUnderstanding Languageは、Future Learnにお世話になっています。

https://www.futurelearn.com/

はい。MOOCみっつをはしご中です。
そして、どれも今のところ全く支払わず、使っています(笑)。

こんな講座ないかな、と横断的にMOOCを調べたいときには、次のMOOCのLISTが便利。

https://www.mooc-list.com/

また、一度MOOCのサイトに登録すれば、次々に講座の案内が来るので、そちらで興味があるのを受けるのもよいと思います。
色々受けたい講座はあるのですが、手を広げすぎて、どれも中途半端にならないように・・・気を付けます(笑)。

Jolly Phonics勉強会 次回は4月13日です。

Jolly Phonicsの勉強会、次回は4月13日(金)9時45分から、クレオ大阪西で行います。
会議は次のように進める予定です。

1 自己紹介・話し合いたいことについて
2 42音を教える工夫
3 Tricky Wordsを教える工夫
4 Alternative Spellingsを教える工夫
5 こどもの理解をどのようにチェックしているか。
6 その他
7 次回以降のテーマの相談

オンライン参加希望もありましたので、appear-inによるオンライン参加も受け付けます。
ただ、一度オンライン会議をしたときは、議論の声が聞こえにくいとの意見が出ていました。
次回は集音マイクを持っていくようにしますが、音が聞き取りにくい場面も出てくると思います。
ご了承お願いします。

次回の幹事は植田が行います。
2-5について、基本を復習しながら、MamiECでの工夫も紹介しますね・・・オフレコでよろしく(笑)。
参加希望の方は、メールにて連絡をお願いします。
オンライン参加希望の方は、その旨もお知らせください。

TBLTとCLIL

MOOCのUnderstanding Languageコースも半分のところまで来ました。
今週の内容のうち、印象に残ったのはTBLT (Task based language Teaching)とCLIL(Content and Language Integrated Learning)。
英語講師になる前にTEFL(Teaching English as a Foreign Language)のDIPLOMAを取ったのですが、そこで紹介されていた方法は、
PPP(Presentation – Practice – Production)でした。
ただ、この方法は、古い方法らしい。
・・・そうだったのか。

TBLTの授業の例として、絵を用意して、それでお話を作る、というのがありました。
WritingA_Zでは、話をつくる手助けとなるもの(prompts)がたくさん用意されています。
また、ReadingA_Zの本の裏表紙にも読書後のタスクが色々載っています。
WritingA_ZもReadingA_ZもRaz-kidsファミリーなので、ネイティブの子ども用の読み書き教材なのですが、外国語として英語を学ぶものとしては、TBLTのよい教材になると思いました。

CLILについては、youtubeビデオを利用して、実際の授業の様子が紹介されていました。
こちらの授業は、見事、ですよね。

CLILは最近よく聞くアプローチですが、もちろん反対意見もあります。
結局、英語もコンテンツも中途半端に終わってしまうおそれがある、ということです。

TBLTとCLIL、両方に共通するのがmeaning-意味-を大事にしていること。
Phonicsから教えていると、どうしても「読めるけどわからない」部分が出てきてしまう。
「わかる!」を大事にしていかないといけませんね。

Graphemesの一覧表 Phonics International

質問をいただきましたので、こちらにも紹介しておきます。

Phonicsを教える際に、教える側としてどの程度のcodes(graphemes:グラフィームズ:音をあらわす文字)を知っておけばいいのか。

こちらに無料のコードの一覧表があります。

https://phonicsinternational.com/free-resources/

http://www.alphabeticcodecharts.com/free_charts.html

コードの取り方は、フォニックスプログラムによって色々ですが、とりあえずこのコード一覧さえおさえておけば、十分だと思います。

表に単語を書いてくれているので、一度じっくり表を読み進めていくと、英語をある程度知っている人なら、
「あぁ、あのつづりはコードと扱っているのか」
という感じで納得いくと思いますので、ダウンロードしただけで安心せず(笑)、記載してある単語を読んでみてください。

無料のOnline Reading Program

今月は「Raz-kidsがんばろう!」月間。
もう一度、生徒一人一人にRaz-kidsのログインカードを渡しています。
AkitaのBook6を終えた生徒については、できれば一日一冊目標に、読んでほしいです。
最初のところ(読み上げのところ)だけでもいいので、利用してくださいね。

オンラインのリーディングプログラムも色々ありますが、どのプログラムがいいのか。

オンラインのリーディングプログラムを紹介している、こんな記事を見つけました。

http://www.earlychildhoodeducationzone.com/best-online-reading-programs/

Raz-kidsではなく、兄弟サイトのHeatSproutが紹介されていますね。

紹介されているなかで面白いと思ったのが、Reading Bearというサイト。

http://www.readingbear.org/

このサイトの特徴は、無料であること。
ある程度シンセティックフォニックスの学習をした人なら、復習にとてもいいサイトですよね。

MamiECも使用している教材を一部無料公開しています。

音素とそれをあらわす代表的な文字の一覧表-フォニックス一覧表
Group4が終わったら単語学習 -Word Book
数字・曜日はTricky – ポスター
などをあげています。

http://mamiec.com/akita/

MamiECで42音後使っているデコーダブルブックス。
最初の6冊をあげています。

http://mamiec.com/akita/akita-download/group1

ご利用ください。

韓国語もMOOC

MOOC(大規模公開オンライン講座),すっかり気に入って色々つまみ受講しています。
英語も法律も、そして・・・韓国語も!

courseraというMOOCのサービスサイトで延世大学が韓国語のレッスンを提供してくれています。
しかも、英語で韓国語を教えるという、私にとってはとてもうれしい組み合わせ(笑)。

Coursera
https://www.coursera.org/

MOOCの素晴らしいところは、いつでも、どこでも、学習できること。
そしてなんといっても・・・無料であること。
The 100-year lifeの本でも、MOOCについては何回も言及されていました。
大人の学び直しについては、どうしても時間と場所の制約がある。
MOOCは働きながら学習したい人に、ぴったりなんですよね。

今までは英語の教材づくりに山ほど時間がかかっていたのですが、
教材づくりも落ち着いてきました。
できた時間をMOOCで有効活用していきたいと思っています。

MOOC Understanding Language: Learning and Teaching

現在、語学をどのように学ぶか、教えるか、についてのMOOC(Massive Open Online Course:大規模公開オンライン講座)を受講中。
学ぶ身でもあり、教える身でもあるので、とても参考になっています。
そして考えさせられる点も色々・・・。

こども英語でよく言われているのが、
「王道が確立されていない」
ということです。
こども英語について、どのように教えればいいかの方法論が確立されていない、ということです。

おおまかに言えば、「こども」といっても年齢・個人によって発達段階や学びやすいスタイルが異なるので、発達段階や学びやすいスタイルに応じた学習方法が効果的、ということになります。

例えば小学生の場合に、どのように英語を教えていけばいいのか。
MamiECの場合は、フォニックスを出発点として「本を読んでいく」という方法をとっています。

が、その方法論をとったとしても、そこから一歩進めて、「では、どの点でつまづきやすいのか」という観察が必要だと思っています。

例えばフォニックスを教えるについても、日本人の場合、母音が苦手だし、ダイグラフ以降が難しいです。
またフォニックスを教えているからこそ、文を読むにあたっては、「文としての読み方」が難しい(単語ぶつぎり読みになる)。
いちばん難しいのは、フォニックスで読みにくい単語。重要単語ほどフォニックスの知識で読みにくい単語が多い。

文作成については、やはり「語順」。
さらに、代名詞の使い分け、時制の使い分け、疑問文、否定文の作り方・・・。

こどもたち、色んな失敗をしてくれています(笑)。
ただ、失敗の山盛りは、宝の山でもある、と思っています。
よく間違えているところをチェックしていく。
そして、次の教え方・教材に活かしていく・・・。

ちょうど42音の教え方を全面見直ししているところなので、MOOC、とてもよい学び直しの機会になっています。
42音の教え方、そしてそれに続くオリジナルのデコーダブルブックスPhonics with Akita。
つまづきポイントをふまえて、日本人に合うように、引き続きカスタマイズしていきます。

読書会の情報、収集中。

TOEIC勉強会で、洋書読書会の話を振ってみたのですが・・・、うーん。
そもそも、この本離れの時代に、難しめの洋書を読んで話し合おうという人が、どれだけいるのか。
・・・。

とりあえず、参加者に参加してよかった!と思ってもらえる意義ある洋書読書会になるように、情報を集めております。

-読書会を始めるには・・・、Penguin Random House内の記事。

http://www.penguin.com/read/book-clubs/create/

基本的なところを抑えてくれていて、参考になります。

-日本で最大の読書会コミュニティはこちらだそう。

https://www.read4action.com/

開催されている読書会を見ると、やはり「人生100年」はホットな話題のようですね。
洋書の読書会も開催されているのかな・・・。

-読書会でどのような本を読んでいるのか。

amazon.comには、Book Club Picsというカテゴリーがありました。

https://www.amazon.com/Book-Club-Picks/b?ie=UTF8&node=8081575011

kindle unlimitedで読める本、なんていうフィルターもかけることができます。
読書会を頻繁に、長く続けるとなると本代もかかるだろうから、unlimitedでいい本を探すのもよいかもしれませんね。

そもそも洋書でどんな本が「良い」本なのか。
こんなサイトがありました。

https://www.goodreads.com/

2017年の良い本と選ばれた本はこちら。

https://www.buzzfeed.com/ariannarebolini/these-are-the-winners-of-the-2017-goodreads-choice-awards?utm_term=.qqAq7xDRz#.fw952zZvP

どの本もおもしろそう。

洋書読書会、硬派でいくか少し軟化させるか・・・考えてみます。