基礎英語0!

小学校での英語の教科化に対応し、テレビでもラジオでも「基礎英語0」がスタートするようです。

https://www.nhk-book.co.jp/detail/subscription-09543-2018.html

ただ、テレビもラジオを週に一回だけのようです。

2018年度のNHKの講座情報はこちら。

https://www.nhk-book.co.jp/text/index.html

英語関係は大幅変更のようですね。
テキストが発売になったら、また内容をチェックしてみようと思います。

MamiECのカリキュラム詳細

生徒の保護者の方にお配りしている3月のMonthly MamiECでは、MamiECのカリキュラムについて概要を紹介しています。
こちらの方でも少し詳しく紹介したいと思います。

1 英語の文字と音の関係を知る
主にJolly Phonicsの42音を使って、英語の文字と音の関係を学び、どのような音があるのかを学んでいきます。
またOxford Reading TreeのSongbirdsシリーズを使い、フォニックスの知識で読める本を読んでいきます(デコーダブルブックスの音読)。

2 本を音読し、文法・語いを学ぶ
当教室オリジナルのデコーダブルブックス1から18巻を使用し、現在の中1~中2程度の文法を学び、また基本的な単語を学んでいきます。
デコーダブルブックス6巻を終えたのちは、Raz-plusの教材も併用しています。

3 英検5級集中学習
市販の英検5級対策の教材を用い、英検5級の文法と語いを確認していきます。

4 本を音読し、文法・語いを学ぶ。四技能を意識した教材で四技能を伸ばす。
当教室オリジナルのデコーダブルブックス19から24巻を使用し、現在の中学程度の文法を学び、また基本的な単語を学んでいきます。
次の教材を使い、四技能を伸ばします。
Listening 英検公式教材
Reading ニュース、ショートストーリー
Speaking 英検の面接教材
Writing Writing A_Zの教材

5 英検4級集中学習
市販の英検4級対策の教材を用い、英検4級の文法と語いを確認していきます。

6 本を音読し、文法・語いを学ぶ。四技能を意識した教材で四技能を伸ばす。
当教室オリジナルのデコーダブルブックス25から30巻を使用し、現在の中学・高校前半程度の文法を学び、また基本的な単語を学んでいきます。
次の教材を使い、四技能を伸ばします。
Listening 英検公式教材
Reading ニュース、ショートストーリー
Speaking 英検の面接教材
Writing Writing A_Zの教材

7 英検3級集中学習
市販の英検3級対策の教材を用い、英検3級の文法と語いを確認していきます。

小学生については、Step3の英検5級集中学習以降は、宿題が急激に増えます。
また、Step4のライティング学習後は、ライティングの宿題も出します。
少しきつめになりますが、がんばってついてきてほしいと思います。


ということで、いろいろな教材をさまよいましたが、MamiECに入会していただいてから4~5年分の教材が、ようやくすべて準備できました。
あとは、私の自己研鑽のみ。

IELTS Speaking

MOOCで受けているIELTSの講義二週目-Speaking対策-を終了しました。
実際にどのようにSpeaking Testが行われるかの動画もあり、こっちまで緊張してしまいました(笑)。

Speaking TestのTipsも色々紹介してくれていましたが、
結局、
-普段からいろんな種類の話題についての英語を読む、聞く。
-自分で内容を消化し、英語で表現する。
-自分の意見をもち、英語で表現する。
という、地道な努力が大事だと、改めて思いました。

Tipsの中でおもしろいなと思ったのが、「解答を覚えてこない。」ということです。
テストの時に出た質問をその場で考え、返す。
覚えてきた解答を思い出しながらなぞるようなスピーキングは、どうしても不自然になるんでしょうね。

TOEIC勉強会で使えそうなヒントもたくさんいただきました。
学んだことを活かしていきたいと思います。

TOEIC勉強会、3月は3日と31日です。

すごく間が空きますが、3月はTOEICの勉強会を3日と31日に行います。
次回から、次の問題集の2周目に入ります。

問題集の最初からとりくんでいきますので、春からTOEICをがんばってみよう!という方に良いと思います。
新大学生の方、社会人の方、ご参加お待ちしています。(→残あと一名です。)
まずは、メールにて、連絡をいただければと思います。

TOEICの勉強会、1年休憩をはさみましたが、(のべ)三年目に入ります。
いちばん勉強になっているのは、私かも。
今年は、SWもLRも両方受けたいと思っています。

Phonics 2.0。くらいの気持ち。

42音のワークシート大改訂中。
以前のワークシート。

今回のワークシート。

一目瞭然!絵が格段に可愛くなっております(笑)。
以前の絵は主に私がパソコンで手描きしておりました。
今回、MamiECのオリジナルデコーダブルブックスPhonics with AkitaのイラストレーターSachiさんにお願いし、ワークシートに使用する画像を全面改良中。

今回のワークシート作成では、これまでの経験をふまえ、ぐっと踏み込んだ内容のワークシートにしていきます。
-小文字を主に学習するが、大文字も紹介する。
-難しい音と文字はたくさん練習する。
-特定のTricky Words, Alternative Spellingsを早めに教える。
-復習を体系的にワークシートに組み込む。
-デコーダブルブックスを活かした文作成にも取り組む。
-絵を活かした、ゲーム要素のあるワークシートを増やす。

日本人がどのようにSynthetic Phonicsを学べばいいのか、のちの英語学習につなげるために何が必要か、という点から従来の教え方を大胆に見直しています。
第二段階に進んだ気持ちでいます。Phonics 2.0 ですね。←流行をとりいれてみた(笑)。

けっこう作業量があるのですが、Akitaのおかげで画像処理ソフトの使用にも慣れ、またジョリーフォニックスも、もう教えて長いので、「ここではこんな間違いがあったなぁ。」などと思い出しながら楽しく作っております。

小学校英語教科化・大学入試改革と英語教室

四月に向けて、教育関係のチラシが山ほど入っていますね。
小学生向けの塾だと、だいたい小学校3年生から英語が開始になるところが多いようです。
ただ、塾や英語/英会話教室のチラシをみると、保護者の方の不安をあおるような記載も多く、なんだか気の毒になります。
MamiECも来年度については早くから申し込みをしていただき、4月開始分はすでに申し込みを締め切らせていただきました。
これも不安の表れなんだと思います。

こういう時だからこそ、教室として何を芯に置くかを考え、それにそったカリキュラムを立てていかないといけないと思っています。
MamiECは、一昨年くらいから大きく方向転換をしています。
Phonicsから始め、英語の本を「理解して」読めるようにし、テストを使って語いや文法ポイントを確認しつつ、最終的には、「英語で自分の意見を表現できる」ようになってほしい。
この目標に向かってカリキュラムを組み立てています。

以前は、とにかくたくさん本を読んでもらい、英語の力をつけていってもらえればいいと思っていました。
けれども、例えば、
-ある情報を探して自分はどういう知識を得たのか、そのことについてどう思うのか。
-旅行に行ってどういう体験をしたのか、そのことについてどう考えるのか。
など、情報と向き合い、自分のものにし、自分の意見を形成して英語で表現する、
英語を学ぶからには、そこまで持っていきたいと思っています。
週に一度の英語の時間ですが、「考えて表現する」機会になってほしい。

英検5級集中学習以降は、どんどんライティングやスピーキングに挑戦してもらいます。
大変だけど(笑)。

IELTS

MOOCのUnderstanding Languageコース、無事修了しました。
現在は、IELTS(アイエルツ)のコースを受けていて、1週目の授業を終え、現在2週目を学習中。

IELTSは、British Council、IDP、そしてケンブリッジ大学のみっつの組織が母体だそうです。
日本では英検のサイトで紹介されていますね。

www.eiken.or.jp/ielts/

前に受講したUnderstanding Languageコースに比べて、受講者が非常に多い。
IELTS試験の人気の高さがわかります。

Week1は、試験の大まかな構成などが説明されていました。
Speaking Listening Reading Writingの四技能を図るテストなのですが、大きく分けて二種類あるそうです。
AcademicとGeneral。
ReadingとWritingについては、AcademicかGeneralかで、問題内容が異なるそうです。
試験問題は、イギリスとオーストラリアで作られ、ケンブリッジ大学でチェックしているそうです。
良問になるように、また公正な問題になるように、いろいろな角度から配慮されている模様。

Week2はSpeaking Test対策の授業でした。
Speaking対策については、TOEIC勉強会でスピーキング学習もしているので、勉強会のためにも良い情報源となりました。
-自分の意見を添えて、なるべく長く答える。
-さっと答えられる(spontaneous)。
-落ち着いて、自信をもって答える。
スピーキング練習をしていると、肯定文なのに自信がないので、すべて上がり調子で話してしまう人がいますよね。
間違っていても堂々と話すことが大事、なんですね。

MOOCなので、このIELTSコースも無料です。
各四技能についてどのようなTipsを教えてくれるのか、楽しみにしています。

ELF English as a lingua franca

MOOCのUnderstanding Languageも9割修了。期限までに学習を終えることができそうです。

外国語として英語を学ぶことを EFL (English as a foreign language)といいますが、今回取り上げられているのは、ELF。
ELFとは、English as a lingua franca(共通語としての英語)のこと。

こちらの本の作者(Jennifer Jenkins教授)が登場し、ELF(エルフ)の定義、そしてELFとしての英語はどう教えていけばいいのか、等の議論がされました。

興味深かったのは、英語を学ぶにあたって難しい点が、具体的に紹介されていたこと(詳しくは上の原書をあたってください)。

英語を学ぶにあたって難しい点は次のみっつのカテゴリーに分けることができる。
1 orthographic:つづり
2 phonological:音
3 grammatical:文法

1の例としては、つづりから音を推測するのが難しい。発音しない文字がある。
2の例としては、母音の音素が多い。
3の例としては、動詞の形の変化と機能が難しい。
等。

はい、そのとおりだと思います。
ただ、難しすぎるのでさよなら、というわけにはいかないので(笑)、教え方について工夫を重ねていきたいと思います。

ワードブックの使い方

MamiECでは、Jolly Phonicsの第4グループを終えたころから、サプリメント的にワードブックというオリジナルの教材を使って単語学習をしています。
ワードブックは、こちらのリンクにあります。
http://mamiec.com/akita/
みなさまも無料で使っていただけます。

このワードブックの使い方について質問を受けたのですが、この単語集のいちばんの目的は、Jolly Phonicsの42音の「ブレンディング」の練習です。
ブレンディングについては、個々のレターサウンズの導入の際に行っていますが、ブレンディングも練習でき、意味も学習できるように、と、比較的身近なデコーダブルワードをJolly Phonicsの42音を学ぶ順に配慮し、また意味についてもグループ別に、集めたものです。
「ブレンディング練習目的」ということで、単語をながめると納得していただけるのではないかと思います。

MamiECでは、42音学習後、アルファベット(アルファベット順、エィ、ビー、シー読み)の学習をしています。
そのころから、授業で使う英語の割合を増やしています。
ワードブック最終ページは、Classroom Englishを知ってもらうための単語を集めています。

ワードブックについては10冊まで作っていたのですが、オリジナル教材Akitaに統合することにしました。
来年度からはWord Book 1のみ、使う予定です。

鍵は動詞。

子どもたちの英作文を見ていると、珍解答も多く、吹き出すことも多いです(笑)。
また機会があれば、Jolly Phonicsの勉強会でも話し合いたいと思っているのですが、間違いの鍵は「動詞」だと思うのですが、どうでしょう?

「文」で大事なのは主語と動詞。
単純な文だと「主語」は簡単にわかる。
主語の次に来る動詞についてどの言葉を使うか、どんな風に活用させるか。
動詞自体の形が変わる場合、動詞が句動詞の場合、動詞が助動詞を伴う場合。
そもそも言いたいことについて、その動詞でいいのか・・・。

この対策については、まずは動詞の「語い習得」しかないと思っています。
単語として知る。→SVまたはSVOの文を作って、単語を文として使えるレベルに持っていく。

残念ながらこども英語の教材、とくに語いについては「名詞」に重きが置かれている気がします。
「動詞」そして「動詞の活用」について、子ども向きの教材が少ない・・・。
この点BBカードのおまじないは、秀逸ですよね。
唱えてとにかく覚えてもらう。
ただ、私は意味も一緒に覚えてほしいんだなぁ・・・。

ということで、意識的に「動詞」として単語を覚え、覚えた動詞を利用し、文を作る練習を早い段階で導入したいと思っています。

あと、MamiECでは、動詞については、一般教材のようにbe動詞から教えるのではなく、Action Verbsから教えています。
be動詞については、帰納法で、たくさんの文にあたって、真似して作れるようになってから、「Verb to be」を紹介したほうが良い、というスタンスです。
まずは、わかりやすいAction Verbsから入り、SVOの型になれるのが大事だと考えています。