Jolly Phonicsはシステマティック・シンセティック・フォニックスプログラム。
では、それに続くJolly Grammarとはどういうプログラムなのでしょうか。
The Grammar Handbook 1: a Handbook for Teaching Grammar and Spelling (Jolly Grammar)
ジョリーグラマーには、大きく分けて二つのパートがあります。
ひとつは、スペル(コード)もうひとつは文法です。
1.スペル/コード(code)
Jolly Phonicsではまず最初に42のレターサウンズを学びます。
けれども、良くご存知のように、英語を読むには、42のレターサウンズ(42の基本コード)だけでは足りません。
もっと難しいコード(上級コード:Advanced Code)を学んでいくことが必要です。
実際どのようなコードがあるのでしょうか。
Reading Reform Foundationというサイトに、便利な一覧があがっています。
サイト
http://www.rrf.org.uk/
基本コードと上級コードの一覧(The English Alphabet Code)
http://www.rrf.org.uk/pdf/DH%20Alph%20Code%20with%20teaching%20points%20PLAIN%20A4x7-1%20final%20version.pdf
Jolly Grammarでは、基本コードで学んだ音を軸に、より難しい上級コードを一レッスンにひとつずつ、ゆっくりと学んでいきます。これがジョリーグラマーのスペルのパートになります。
2.文法(Grammar)
もうひとつのパート、グラマーパートで学んでいく内容は多岐にわたります。
Jolly Grammar1でとりあげられている項目を紹介すると、次のとおり。
辞書の引き方 Dictionary Skills
品詞 Parts of Speech
複数形 Plural
時制 Tense
記号の使い方 Punctuation
語彙(同意語・反意語 複合語) Synonyms and Antonyms, Coumpound Words
イギリスの小学校では、子どもたちに対して一斉の学力テストのようなものがあり、1年生の時にフォニックスのスクリーニングテストというものがあります。
フォニックスのテストについて、イギリスの教育省の参考ページ
https://www.gov.uk/government/publications/phonics-screening-check-2014-materials
そしてフォニックスの次のテストが、文法、記号そしてスペルのテスト(English grammar, punctuation and spelling test)になります。
ジョリーグラマーは、この試験にも対応できる内容となっています。
参考ページ
https://www.gov.uk/government/publications/2016-key-stage-2-english-grammar-punctuation-and-spelling-test-sample-questions-mark-scheme-and-commentary
結局、ジョリーフォニックスも、ジョリーグラマーも、イギリスの小学校の国語の教科書のようなものなのです。
ジョリーグラマーのトレーニング内容について、質問があったので少し詳しく書いてみましたが、やはりわかりにくいですよね。
イギリスの小学校で英語の授業でどのような内容を教えているのか、というのを説明することになるので、膨大でして、コンパクトに説明しにくいんです。
ジョリーフォニックス・ジョリーグラマー1~6で小学校すべての7年分をカバーするプログラムですから・・・。
しかも、日本の文法の教え方とは全然違うし・・・。
とりあえず、ジョリーフォニックスやジョリーグラマーのトレーニング、体験していただければ嬉しいです。
イギリスの小学校で実際に教えているプログラムですので、知っておいて損はないと思います。
1月2月は大阪で、2月3月は広島で開きます。
植田のトレーナーとしての活動のページ
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach
Jolly Learning社のトレーニング案内ページ
http://jollylearning.co.uk/news/training-in-japan-2/