Jolly Phonics」カテゴリーアーカイブ

Jolly Phonics関連の記事です。

フォニックスと文法の基礎の基礎。42音と品詞。

最近Jolly Grammarについて質問を受けることが多いです。
Jolly Grammarに関心があるということは、みなさん既にJolly Phonicsをご存じということなので、嬉しいですね。
学校関係者の方も興味を持ってくださっているようで嬉しいです。
Jolly Phonics, Jolly Grammarはそもそも小学校で教えているプログラムなので、もし、学校で体系的に教えるのなら、Jolly Phonicsから少なくともJolly Grammar2までは教えていただくと、英語の基礎をしっかりつけていただけるのではないかと思います。
(来年には必ず、Jolly Grammar2のトレーニングを提供できるようにがんばります)

Jolly Grammarを教えていて私自身が発想が変わったなぁと思うのが、文法を品詞とSuffix(接尾辞)から見るようになったということです。

まずは、複数形。
これは名詞の問題ですよね。
そして、名詞の後ろにsがついているから複数形です。

次に、三人称単数。
これは動詞の問題。
動詞の後ろにsがつくのは、主語が三人称単数だからです。

そして、比較級。
これは、形容詞(や副詞)の問題。
形容詞の後ろにerがつくのは、「もっと、より」ということ。

というように、文法事項を品詞と接尾辞から見るようになりました。
逆にいえば、品詞をしっかり知っていることが、文法の基礎の基礎だということになります。
そして接尾辞(Suffix)が文法の基礎になります。

フォニックスは、42のレターサウンドが基礎の基礎。
文法は、品詞が基礎の基礎。
英語の基礎を教える教室として、このふたつは絶対外せない軸として、教えていきますよ!

Jolly Grammar(ジョリーグラマー/ジョリー文法)とはどういうプログラムなのか。

Jolly Phonicsはシステマティック・シンセティック・フォニックスプログラム。
では、それに続くJolly Grammarとはどういうプログラムなのでしょうか。

The Grammar Handbook 1: a Handbook for Teaching Grammar and Spelling (Jolly Grammar)

ジョリーグラマーには、大きく分けて二つのパートがあります。
ひとつは、スペル(コード)もうひとつは文法です。

1.スペル/コード(code)

Jolly Phonicsではまず最初に42のレターサウンズを学びます。
けれども、良くご存知のように、英語を読むには、42のレターサウンズ(42の基本コード)だけでは足りません。
もっと難しいコード(上級コード:Advanced Code)を学んでいくことが必要です。
実際どのようなコードがあるのでしょうか。
Reading Reform Foundationというサイトに、便利な一覧があがっています。

サイト
http://www.rrf.org.uk/

基本コードと上級コードの一覧(The English Alphabet Code)
http://www.rrf.org.uk/pdf/DH%20Alph%20Code%20with%20teaching%20points%20PLAIN%20A4x7-1%20final%20version.pdf

Jolly Grammarでは、基本コードで学んだ音を軸に、より難しい上級コードを一レッスンにひとつずつ、ゆっくりと学んでいきます。これがジョリーグラマーのスペルのパートになります。

2.文法(Grammar)

もうひとつのパート、グラマーパートで学んでいく内容は多岐にわたります。
Jolly Grammar1でとりあげられている項目を紹介すると、次のとおり。
辞書の引き方 Dictionary Skills
品詞 Parts of Speech
複数形 Plural
時制 Tense
記号の使い方 Punctuation
語彙(同意語・反意語 複合語) Synonyms and Antonyms, Coumpound Words

イギリスの小学校では、子どもたちに対して一斉の学力テストのようなものがあり、1年生の時にフォニックスのスクリーニングテストというものがあります。

フォニックスのテストについて、イギリスの教育省の参考ページ
https://www.gov.uk/government/publications/phonics-screening-check-2014-materials

そしてフォニックスの次のテストが、文法、記号そしてスペルのテスト(English grammar, punctuation and spelling test)になります。
ジョリーグラマーは、この試験にも対応できる内容となっています。

参考ページ
https://www.gov.uk/government/publications/2016-key-stage-2-english-grammar-punctuation-and-spelling-test-sample-questions-mark-scheme-and-commentary

結局、ジョリーフォニックスも、ジョリーグラマーも、イギリスの小学校の国語の教科書のようなものなのです。

ジョリーグラマーのトレーニング内容について、質問があったので少し詳しく書いてみましたが、やはりわかりにくいですよね。
イギリスの小学校で英語の授業でどのような内容を教えているのか、というのを説明することになるので、膨大でして、コンパクトに説明しにくいんです。
ジョリーフォニックス・ジョリーグラマー1~6で小学校すべての7年分をカバーするプログラムですから・・・。
しかも、日本の文法の教え方とは全然違うし・・・。
とりあえず、ジョリーフォニックスやジョリーグラマーのトレーニング、体験していただければ嬉しいです。
イギリスの小学校で実際に教えているプログラムですので、知っておいて損はないと思います。
1月2月は大阪で、2月3月は広島で開きます。
植田のトレーナーとしての活動のページ
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

Jolly Learning社のトレーニング案内ページ
http://jollylearning.co.uk/news/training-in-japan-2/

究極の模試 徹底活用。

TOEIC対策。
公式問題集Vol.1~Vol.5までは、ずーっと前に甥っ子や姪っ子にあげてしまい、ボーナスももらったし、公式問題集を大人買いをしようかとも思っていたのですが、路線変更。
ヒロ前田さんの究極の模試を徹底活用することにしました。

この模試、音声が豊富なんです。
無料ダウンロードで、リーディングのパートの音声も入手できるんですよね。
別冊回答の右下に正ちゃんマークをつけて、とにかくガンガン音読していきたいと思っています。

TOEICを勉強されている方は、現在英語を使っている方よりも、来るべき時に備えて、英語を勉強している方が多いと思うんですよね。
私の場合、英語教室で講師をしているのはもちろんのこと、ジョリーラーニング社との間でしょっちゅう英文メールのやりとりはありますし、年に1回の国際会議もあります。
きちんとした英語を使うことが必要なわけで、そのような経験をふまえたうえで、やはりTOEICって良い試験だと思うのです。
TOEICの問題に出てくる何気ない受け答えや研修の案内、会議の案内なんかも、もう響く響く(笑)。

音読で究極の模試に出てくる表現を体に染み込ませたいと思います。

ジョリーグラマー1トレーニング、ジョリーフォニックストレーニング in 広島

昨日に引き続き、またまたトレーニングのお知らせです。
来年2月、3月は広島にてトレーニングを行います。
今年10月に広島で行ったトレーニングのご縁で、継続開催となりました。

●Jolly Grammar1トレーニング
2月22日(日)10:30-16:30 広島市安佐南区民センター
こちらは、倉本さまが主催になります。
masa88△cube.ocn.ne.jp(△を@に変更してください)にご連絡お願いします。

●Jolly Phonics トレーニング
3月8日(日) 10:30-16:00 cocoro English School
こちらは、cocoro English Schoolさまが主催になります。
詳しくは、次のリンクを参考にしてください。
http://ameblo.jp/ploumploum/entry-11954346579.html

広島では、両方とも地元の方が開催してくださっています。
トレーニングを受講した方が、主催者になっていただくのは、すごく嬉しいです。
ありがとうございます。

良いトレーニングを提供できるように、ひきつづきがんばります。
—来年はジョリーグラマー2のトレーニングの提供を始めますよ!

ジョリーフォニックス+ ジョリーグラマー1 トレーニング in Osaka

最近TOEICにはまりすぎているのですが、
本業はこども向けの英語教室の講師。
イギリスのジョリーラーニング社という教材会社のトレーナーもさせていただいています。

ジョリーフォニックスについては、とっても嬉しいお知らせが。
奈良県内のある公立小学校で、ジョリーフォニックスも組み込んだ
英語の授業が提供される予定です。
名前を言っていいのかどうかよくわからないのですが、
ジョリーフォニックスのフィンガーフォニックスのビッグブックを
注文されたそうですし、先生方がとても熱心なので、
たぶん来年度から、ジョリーフォニックスを教えられるんだと思います。
わたしにとっては奈良県というところが嬉しい!

フォニックスを教えたいと思っている方、新年度に間に合うように、
ジョリーフォニックスとジョリーグラマー1のトレーニングを1月、2月に行います。
英語の本場(本場っていうのも変だけど)、イギリスの小学校で約7割のシェアを持つ正統派プログラムです。
体験していただければ、なぜ人気なのかもわかっていただけるかと思います。
セットで受けていただければ、「フォニックス後」も見通せて良いと思います。

1.ジョリーフォニックストレーニング in 大阪
日時:2015/1/18(日) 10:00 – 16:30
2.ジョリーグラマー1トレーニング in 大阪
日時:2/7(土) 13:30 – 18:30
詳しくは、こちらへ。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

主に英語の先生に参加していただいていますが、
最近は子どもに教えたい熱心なお母さまにも参加していただいています。
ジョリーフォニックスは、元々「遅れている子どもに有効」な
フォニックスの教授法なので、情報通なお母さまたちが参加してくださっているようです。
また、フォニックスを知っておきたい英語勉強中の方にもおすすめです。
参加者の方によると、「いつもと違う部分の脳を使った」とおっしゃる方が多いので、
きっと、英語脳を鍛えるのに良いんだと思います。

トレーニングは、英語、日本語両方で行っています。
フォニックス用語、文法用語も英語日本語両方で説明させていただいています。
興味のある方、ぜひお越しください。

Jolly Learning社のWebsite
http://jollylearning.co.uk/
植田の紹介はこちら。
http://jollylearning.co.uk/regions/japan/jolly-training/
日本で開かれているトレーニングの紹介はこちら。
http://jollylearning.co.uk/news/training-in-japan-2/

Decodable Books用ビッグブック、大アップグレード中!

Decodable Books(デコーダブルブックス:フォニックスの知識で読みやすい本)、
MamiECでは、
1)フォニックスの知識を応用する
2)文法を学ぶ
3)多読への橋渡し
のツールとして大活用させていただいています。

Decodable Booksを教えるにあたっては、
オリジナルのビッグブックを作って、そのビッグブックに沿って教えていっています。
だいたいパターンが決まっていて、
1)フォニックス
 レターサウンズの復習
 単語の確認
 トリッキーワーズや、オルタナティブスペリングの説明
2)文法
 本に関連する文法事項を紹介し、練習する
3)まとめ
 文法の要点を復習する。
というパターンが多いです。
少し上級になると、まとめをする前に
4)本の内容の要約
というのが入ります。

デコーダブルブックスはOxford Reading TreeのSongbirdsシリーズやFloppy’s Phonicsを利用していて、既にステージ1からステージ4までオリジナルのビッグブックを作っているのですが、現在これを大改訂中。
改訂の基本は、
1.簡単な文法のみにする。
2.繰り返して教える。
の2点です。

ジョリーグラマーを教えていると、日本人の私からすると、びっくりするくらいゆっくり文法を教えていきます。
ジョリーグラマーの中で使われている文を見ると、仮定法のものも現在完了のものもあるのに、文法事項としてとりあげるのは、わかりやすい、理解しやすいものだけなんですよね。
わかりやすい、使いやすいものから、確実に習得していく。
単純な文法を使って、
-しっかり文を作る。
-作った文を声に出す。
-作った文を使った単純な会話練習をする。
それでいいんだと思います。

基礎力をしっかりつけてもらう。
英語教室を開いた時の初心に戻り、手を広げず確実に進んでいきたいと思います。

来年4月の募集について 一クラスの定員について補足

来年4月の募集について補足です。
一クラスの定員は4名になります。先着順です。

来年はこの教室も4年目になります。
開いた当時は「フォニックス?」という人も多かったのですが、大阪市の英語教育改革などもあり、最近(特にこの秋以降)は一気にフォニックスの知名度が上がって来た気がします。
絶対習わせたい!とおっしゃる方もいらっしゃって嬉しい限り。

ただ、希望者が多くても、私のポリシーとして、子どもクラスは最大4人までにこだわりたいと思っています。
ジョリーフォニックスは、子どものアセスメントが非常に重要です。
わからないまま進めても、英語の授業についていけなくなってしまうし、わからない子どもは英語の授業自体がつまらなくなってしまう。
せっかく私塾として開いている英語教室なので、こだわる部分はゆずらず、しっかりと教えていきたいと思っています。

3月、4月に下見デーを設ける予定ですが、早い目に確保されたい方は、早めに体験をしていただいて、お申し込みお願いします。


昨日のTOEIC学習記録
 朝の音読のみ。忙しいを言い訳にしちゃいけないのですが・・・。

Jolly Grammar1 Training in Naraご参加ありがとうございました。

昨日は近鉄奈良駅近くでジョリーグラマー1のトレーニングを開いてきました。
感想を紹介しますね。

「文法と聞くとむずかしいかもと思いながらでしたが、なんとか最後まで受けられました。
私も復習しながら息子と一緒にやっていきたいです。
楽しく受けられました。」

「毎回、新しい英語のルールの発見があり、とても楽しく学ぶことができます。
 時制やその他さまざまなアクションとセットで覚えることができるので、子どもにも楽しく教えることができると思っています。」

ちょっと無理やり言わせてしまった感もありますが(笑)、楽しい文法と言ってもらえて、よかった!

昨日で今年のトレーニングは終わり。
今年は東京、福岡、広島など色々な場所でトレーニングを開催させていただきました。
たくさんの人との出会いがありました。
参加していただいた方々、本当にありがとうございました。

次は来年1月のジョリーフォニックストレーニングになります。
私もまだまだ英語学習中の身。12月はゆっくりと・・・TOEICの勉強します(笑)。

Jolly Grammar1トレーニング申込み26日(水)締め切ります。

来週の日曜日(11/30)は、近鉄奈良駅近くにてJolly Grammar1のトレーニングを開催します。
このトレーニングは、Jolly Phonicsを知っている方向けです。ジョリーフォニックスを知らない方については、参加していただいても、ついていくのがかなり難しいと思います。
Jolly Grammar1については、配布資料準備に時間がかかるため、11/26には、申し込みを締め切らせていただきます。

Jolly Grammar1は、Jolly Phonicsの次のプログラム。
実はわたし自身、ジョリーグラマーは日本の子どもたちには難しすぎるのではないかと使用を躊躇していました。
香港で著者自らのジョリーグラマーのトレーニングを受けてから、どうしても使用したいと思い、準備を重ねたうえ、実際に自分の生徒たちに使用してみると・・・、意外にすんなりと生徒たちも取り組んでくれました。
毎回行うスペル練習やディクテーション、もちろん難しいときも多いのですが、それだけに、文を聞き取り書きできたときの達成感は、格別のようです。

文法については、日本の文法授業を受けた私にとっては、歯がゆいくらいゆっくりとしたペースで進みます。
けれども、それが「子ども目線」なプログラムの結論なんだと思います。
また、アクションをたくさん用い、文法らしくない文法の教え方なのも、新鮮だと思います。

東京で行ったトレーニングのフィードバックを受けて、奈良のトレーニングではMamiECで実際に
(1)ジョリーグラマーをどのように教えているのか。
(2)デコーダブルブックスをどのように活用しているのか。
当教室で使っているオリジナルのビッグブックを展示したいと思っています。
ジョリーフォニックス・ジョリーグラマーの導入を考えている方の参考になればと思います。
また、参加いただいた方には、ジョリーグラマー1のスペリングリストの単語、ディクテーションの単語と文の音声ファイルをお分けしています。
こちらもご活用ください。

詳しくは、こちらのページへ。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

ユニバーサルデザインな英語教授法 ジョリーフォニックス

もう先々週になりますが、地域の仕事をしている関係で、奈良積水株式会社の方の講演に参加させていただきました。
奈良積水株式会社はユニットバスを製造している会社で、障がい者雇用に力を入れている会社です。
社員190名のうち55名が障がいを持っている方なのだそうです。
そして、雇用しているだけではなく、プロに負けない職場づくりをされており、きちんと仕事を任せ、成果をあげておられます。

心に残るエピソードをたくさん紹介していただきましたが、中でも響いたのが、仕事の指導方法です。
知的障がい者はあいまいな概念がわかりにくい。
だから、仕事についてもひとつひとつ明確な指導が必要です。
そのために作った仕事の手引きが、結局、障がいを持たない人にも喜ばれ、「みんながわかりやすい」ユニバーサルデザインな手引きづくりにつながっていったそうです。
このユニバーサルデザインという概念は、「みんなを思いやる」「みんなが尊い」という思いに通じていきます。

これは、英語の指導にもいえることではないでしょうか。

イギリスで2010年に小学校にてシステマティック・シンセティック・フォニックスが採用されたのは、「遅れている子どもに有効だから」でした。
フォニックスを教えない、現在の日本のWhole Words法(単語を丸ごと覚える方法)でも、できる人はできるようになる。
けれども、できるだけ多くの人が読み書きできるようになる方法、システマティック・シンセティック・フォニックスが、やはり、より「みんなを思いやる」英語教授法といえるのではないでしょうか。

ジョリーフォニックスは、システマティック・シンセティック・フォニックスの中でもイギリスでいちばん人気のあるプログラムです。
日本にはジョリーフォニックスの公認トレーナーが次のリンクのとおり、私を含めて3人います。

http://jollylearning.co.uk/regions/japan/jolly-training/

それぞれ、このプログラムの普及のために精力的に活動していますので、ぜひ、ジョリーフォニックスに触れてみてください。


昨日のTOEIC学習
 時間が無かったので音読のみ!今週末試験なんだけどなぁ・・・。