Jolly Phonics」カテゴリーアーカイブ

Jolly Phonics関連の記事です。

Jolly Phonics 42音後どうするか。

Jolly Phonicsの42レターサウンズを教え終わった後、ジョリーフォニックスのテキスト通り進めていくべきかどうか(ご質問はpupil bookどおりに進めていくべきかとのことでした)、質問をいただきましたので、このブログでも、私の意見を紹介しておきます。

私の教室では、Jolly Phonicsの42レターサウンズを終えた後は、
-大文字を教える
-アルファベット名を教えるとともに、アルファベット順を教える
-マジックeを教える
のみっつの習得を目的としたアクティビティをしたあと、

-デコーダブルブックスを読む
-単語を分野別に覚える(My Dictionary)
というアクティビティを1年目を終えるまで、つづけています。

いわゆる
-オルタナティブスペリング(同音異綴り)
-トリッキーワーズ (フォニックスの知識では読みにくい重要単語)
の学習は、1年目では行っていません。
これらの学習は、2年目にJolly Grammar1を学習する中で行っています。

いちばんの理由は、「学んでいる子どもが日本人だから」です。
そもそもJolly Phonicsはネイティブ向けに読む書きを学ぶためのプログラムとして開発されたものです。
日本人が使う上でいちばん工夫が必要な点が、
-語彙が少ないこと
-文になれていないこと
だと思っています。
このため、私は、Jolly Grammar1に進む前に、デコーダブルブックス読みや、分野別に単語を覚えるアクティビティを導入して、語彙を増やし、文に慣れてほしいと思っているのです。

ですので、Pupil Book/Student Bookでいうと1を教えた後は、2の内容に進んでおらず、本読みと語彙強化に力を入れている、ということになります。

すでにある程度語彙もあり、簡単な英文を作ることのできるお子さんに対してなら、このプログラムどおり進めて行けると思います。
私の教室の場合は、英語を初めて学ぶお子さんも多いため、先に述べたとおりの配慮をしています。

MamiEC英語教室のカリキュラムは次のページに記載の通りです。
使用している本とその目的など、参考にしていただければと思います。

http://www.mamiec.com/courses/

12/20のJolly Phonics Jolly Grammar1トレーニングについて

12/20に開催するトレーニングについて、いくつか質問をいただきましたので、こちらにて紹介させていただきますね。

1)どちらかひとつ受けるとしたらどちらがいいですか。

Jolly Phonicsをまだご存じないのなら、まずは、Jolly Phonicsから受けてください。
Jolly GrammarはJolly Phonicsをベースとした発展プログラムになります。
フォニックスには興味がなく、文法だけ興味がある、という方も、Jolly Grammarを知るにはジョリーフォニックスの知識が不可欠となります。Jolly Grammarにだけ興味がある、という方も、Jolly Phonicsのトレーニングを受講してからにしていただければと思います。

2)修了証はありますか。

はい。
Jolly Phonics, Jolly Grammar1それぞれにCertificateをお渡しします。

3)英語の先生ではなく、自分の子どもに英語を教えているのですが、受講しても大丈夫でしょうか。

大丈夫です。
過去、自分のお子さんに英語を教えている方のほか、自分自身の英語の勉強のために参加されている方もいらっしゃいました。

4)予習は必要ですか。

予習は特に必要ありませんが、予習復習したいという方のために、次のようなコンテンツをサイトにて紹介しています。ご覧いただければと思います。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#tool

こくちーずにてイベント告知のページを作りました。
http://kokucheese.com/event/index/344853/
チラシも準備しています。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

最近は、学校関係者も興味を持ってくださって、うれしい限り!
http://www.mamiec.com/blog/archives/6581
Jolly Phonics, Jolly Grammar共に、とても良いプログラムなので、英語に関係するたくさんの方に知ってほしいと思っています。
特にJolly Grammarについては、文法好きの日本人にとって、今までの教え方について、色々考えさせられるプログラムになっています。
ぜひ、ご参加ください。

My Dictionaryについて

複数の方からMy Dictionaryってどういうことをしているのか、質問のメールをいただいたので、ちょっと紹介したいと思います。

テーマによって異なりますが、だいたい次のよっつをセットとして使っています。
001
単語カード(絵カード)、ワークシート、絵シート、絵シートのパウチしたもの、です。

(1)単語導入のための絵カード
 単語には、レターサウンズでどう読むかのふりがなをふってあります。
 子ども対策でパウチをしています(笑)。
weather_items
cloudyをcloudeeと間違えて書いてあります(私のミス!)。このまま使っております(笑)。
画像ごとに切り取って、カードとして使っています。
 画像については、主にesl libraryのフラッシュカードを使っています。
https://www.esllibrary.com/
(2)ワークシート 文字の練習
 単語を書いてもらいます。文のところは、あとで使います。
02
ダイグラフ、下線をひいて助けているところもあるし、助けていないところもある・・・いじわるです(笑)。
(3)絵シート 意味の確認
 絵の横に単語を書いてもらって、意味を確認してもらいます。
wether
(4)ワークシート 文の紹介
 このテーマの場合は、How’s the weather?の文を紹介します。
(5)絵シートを使って、文を使う。
 パウチをしている絵シートを使って、How’s the weather? It’s sunny.などの簡単な会話練習をしていきます。
(6)ファイルに閉じてオリジナルの辞書に
1回のアクティビティで、絵シートとワークシートの2セットを配ることになります。これは、My Dictionaryとタイトルを付けたファイルに、つづってもらっています。
回を重ねていくごとに、オリジナルのピクチャーディクショナリーができあがっていく・・・というわけです。

Jolly Phonicsの42のレターサウンズを学んだあと、レターサウンズの知識を活かして語彙力を増やしてほしい、また、簡単なやりとりになれてほしい、という思いから、このアクティビティを導入しました。
Jolly Grammarで使うことも見越して、動詞だけ、形容詞だけという回もあります。

このアクティビティを開始するのは、レターサウンズを学び終わって、Songbirdsを4冊ほど読み終わってから。
Songibirdsを読みながら、品詞も少し説明するので、ある程度の品詞の説明を終えてから、このアクティビティを導入しています。

Jolly Phonicsのトレーニングなどでよく聞かれるのが、
-読めるようにはなるが、単語の意味を覚えなくていいのですか。
-スピーキングの練習はどうするのですか。
という点です。
My Dictionaryは、この点を補うことを意識して考えたアクティビティです。
MamiEC英語教室は、「日本で最強の、ジョリーフォニックスを使っている英語教室」を目指しますよ!(笑)

教材作りについて

MamiEC英語教室では、Jolly PhonicsやJolly Grammarをメインの教材として使っていますが、教えるために、色々な補助教材をオリジナルで作っています。
補助教材作りに便利なツールについて、紹介したいと思います。

-Jolly Phonics Resources CD

42のレターサウンズを表す絵、アクションほか、デコーダブルワーズの絵などがたくさん入っています。
ジョリーフォニックスを教える際に、手作り教材を作りたい方にはとても便利です。

Jolly Phonics Resource Cd

-Oxford Readint Tree CLIP ART

Dad, Mum, Biff, Chip, Kipperたちの絵を授業で使える!
人の画像のほか、景色の画像もあり、便利です。

Oxford Reading Tree: Stages 1-9: Clip Art CD-ROM

-ESL library

https://www.esllibrary.com/
いちばん使っているのは、このサイト(有料の会員制です)。
絵はもうひとつ可愛くないのですが(笑)、圧倒的な量であらゆる教材作りに使えます。
この夏から始めたMy Dictionaryというアクティビティについては、こちらのフラッシュカードを主に使わせていただいています。
レッスンプランも豊富で、音声付きなので、大人向けのレッスンについては、こちらの教材をそのまま使っています。

補助教材作り、今まではオリジナルのビッグブックを作っていたのですが、この夏からはPower Pointベースにしています。音声やビデオも統合できて、とても便利。・・・もっと早くにこの方法にすればよかったなぁ・・・。

Jolly Phonics Workshop in 姫路

Himeji Castle
昨日は姫路市内の中学校に呼んでいただき、20名ほどの中学校の英語の先生にジョリーフォニックスを体験していただきました。
1時間半しか持ち時間がなかったので、どのような内容にしようかなと思ったのですが、ジョリーフォニックスの第1グループから第3グループまでの紹介と、フォニックスを本読みにつなげていって欲しいという思いもあり、デコーダブルブックスの紹介をさせていただきました。

感想を見せていただいたところ、「楽しい」という感想が多く、ほっとしました。
また、「驚きでいっぱい」と書いておられた方もいらっしゃいました。

ジョリーフォニックスは、元々イギリスの小学校の先生が開発されたプログラムで、特に読み書きが難しい子どもにも有効だとして、広く用いられているプログラムです。
英語が「できる子」だけのものにならないように、中学校でもどんどん、用いていって欲しいと思います。

今回は初めて中学校にお邪魔させていただきました。
呼んでいただければ、小学校や中学校にも喜んで行かせていただきます。
中学校の英語の先生なら、休憩時間を除いてですが、正味4時間あれば、ジョリーフォニックスのトレーニングも可能です。
決して怪しいプログラムではなく(笑)、イギリスの小学校をはじめ、世界中で広く学校教育の中に取り入れられて行っているプログラムです。
ぜひ機会があれば声をかけてください。

トレーニングを開催するときは、いつもとんぼ返りなのですが、今回ワークショップの時間が短かったこともあり、早めに姫路に到着して、お城を見学させていただきました。
姫路城、素晴らしいですねー。
さすが、国宝、世界遺産です。
歴代城主のパネルを読んでいたところ、奈良県大和郡山市にあった郡山城の城主(松平家)が姫路城主になったとの記載が。江戸時代も割と「異動」があったんですね(笑)。
月曜日でしたが、体育大会の影響か、子どもさんの見学も多かったです。
歴史の勉強も、もっとしたくなりました。

母音と子音を一気に学ぶ 19単語

Jolly Phonicsを知ったからにはぜひ使いたい。
けれども、コースブックもあり、時間が取れない。
どうしましょう・・・。

わかります。
私も月1開いているTOEIC勉強会や、9月から行っている企業内研修はそのような状態なので・・・。
しかし、私はやっぱりJolly Phonicsを教えたい!

ということで、短時間で、Jolly Phonics,とくに42のレターサウンズを教えるツールとして、19単語を選んでみました。
まずは、母音を意識して学べるようになっています。
Jolly Phonicsで教えている母音17音プラスallのɔːサウンド、シュワ音(弱母音)で19音、19単語です。
そして、こっそり(笑)、子音もすべて学習できるようになっています(zh音は入れませんでしたが)。
フォニックスに慣れていない人用に、母音については発音記号もつけてみました。

使い方案です。
1. カード左
母音の音を紹介します。
Jolly Phonics方式で行きましょう。
簡単なお話やアクションで音を紹介します。
2.カード真ん中
単語に含まれるレターサウンズをひとつずつ紹介します。
母音はすでに紹介済みなので、主に子音の紹介をすることになります。
3.ブレンディングしてもらう。
音をくっつけてもらいます。
カード右の単語になりましたでしょうか。
4.セグメンティングをしてもらう。
単語からレターサウンズに分解してもらいます。

こちらのページには、どんな単語を使ったかをあげておきますね。
ダウンロードページには、単語カードを作ることのできるファイルをpdfで上げておきます。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/downloads/

1 a /æ/ m a p map
2 e b e d bed
3 i f i n fin
4 o /a/ ch o p chop
5 u /ʌ/ j u g jug
6 ai /éi/ r ai n rain
7 ee /íː/ w ee d weed
8 ie /άɪ/ p ie pie
9 oa /óu/ l oa d i ng loading
10 ue /jú/ c yoo cue
11 or /ɔːr/ f or th fourth
12 er /əzːr/ t er m term
13 ar /aːr/ h ar d hard
14 oo /ú/ sh oo k shook
15 oo /úː/ z oo zoo
16 oi s oi l soil
17 ou /au/ v ou ch er voucher
18 al /ɔː/ t al l tall
19 ə /schwa/ th ə the

Jolly Phonicsを年齢が上の人に教えるためのアイデア

今日の記事はジョリーフォニックスマニア向けです(笑)。

Jolly Phonicsは、子ども向けのフォニックスプログラムです。
お話があり、歌があり、アクションがあり・・・、こどもが飽きずに文字と音の関係を学ぶことができるようになっています。

こども向きだけれども、英語にどのような音があるか(音素)も学べるようになっているので、英語を学習している人すべてに知ってほしいプログラムでもあります。

Jolly Phonicsを高学年の子どもや大人に教える際にどのようにすればいいか・・・。
問い合わせのメールもいただきましたので、私なりのアイデアを紹介したいと思います。

1.小学校高学年、中学1年生
小学校高学年、中学1年生については、そのまま教えています。
ただ、アクションは強制しません。
早めのペースで教えていて、第4グループが終わったころから、どんどんデコーダブルブックスを読んでもらっています。

2.中学2年生以上
中学2年生以上だと、ある程度読み書きをしてきた後の、学びなおしという位置づけになると思います。
最近大人に英語を教える機会が多いのですが、ジョリーフォニックスの順番を組み替えて一気に教えています。
まずは短母音
aeiou
続いて長母音
ai ee ie oa ue
ここでマジックeのルールを紹介できますよね。
続いてr化母音
or er ar
その他の母音
oo oo oi ou

子音は音を作る場所順に教えています。
唇の音
mpb
上の歯と下唇の音
fv
歯と舌の音
th th
上前歯と舌の音
sztdnl
口の後ろで作る音
m n ng
口の真ん中で作る音
ch j sh
その他の音
w r y h
という感じです。
音の説明には、ジョリーフォニックスの方法を使っています。
また、私の方はアクションをしながら説明しています(←もう、身についてしまって離れない(笑))。

あとは、絵単語カードを利用して、ブレンディングとセグメンティングをしていくことになります。
Jolly PhonicsのTrainingに出ていただいた方なら、トレーニングで使ったActivity Setにある絵と単語をぜひ活用してください。あのカードで、42音すべて学習できるので。
また、大人の方には、Jolly Grammar1に出てくるVowel Boxをぜひ活用してください。
母音を意識するのに、とてもいいと思います。
また、数字やアルファベットをレターサウンズで見直す、というのもいいと思います。
wun too three for fiev six sevn ait nien ten
という感じです。

中学生以上になると、「英語の音を出す恥ずかしさ」というのもあるようで、わざと日本語発音ぽく言ってしまう子どももいます。
そこは、ブレンディングとセグメンティングを何度も繰り返さないと仕方がないのかなと思います。

アイデアいただき!BBカード

Jolly Phonicsのトレーニングには、BBカードを利用している方が関心をもってくださって、参加されることが多いです。
以前のトレーニングでもBBカードの話が出ていたのですが、今回のトレーニングでも参加していただいていたので、私もどんなものか知るためにBBカードを購入してみました。

赤カードは子音、黒カードは母音ですね。
子音のほうは、いわゆるAlliterationを多用してあって、Jack and JillやPeter Piperなど、「あぁ、あれ」と思わせる単語がいっぱい。
黒カードは、Jolly Grammar的に言えば、Silly Sentenceがいっぱい。

BBカードを使用している方がJolly Phonicsに関心を持たれる理由がよくわかりました。

付属のCDで早速ひとりBBカード遊びをしてみました。
・・・ジョリーフォニックスにも応用できるアイデアがムクムク!

1.Jolly Songsをランダムに流して、レターサウンズカードをとる。
(1)レターサウンズのカードを机に広げます。音を復習しながら。
(2)ランダム再生機能を利用して、Jolly Songsを流し、歌いながら該当カードを拾います。
BBのようにビンゴにして、点数を競ってもいいですよね。

2.Jolly Songsをランダムに流して、歌詞カードをとる。
(1)歌詞カードをつくっておきます。
(2)歌詞カードを読み上げながら、カードを広げます。
(3)ランダム再生機能を利用して、Jolly Songsを流し、歌いながら該当カードを拾います。

早速カードづくり、がんばろう。

Jolly Phonics / Jolly Grammar1 Training 12月20日大阪でします

シルバーウィークに開催したインテンシヴトレーニング、実はかなり疲れまして、トレーニングの帰りには、もう来年3月くらいまでは自分ではトレーニングは開かないでおこう・・・なんて話もしていました。
が、その後参加者の方から感想をいただいたり、どうしてもトレーニングを受けたいという方から連絡をいただいたりして・・・、結局12月にも開催することにしました。

今回も組み合わせトレーニングで行きます。
Jolly Phonics + Jolly Grammar1のふたつです。
厳しめトレーニングになりますが、Jolly Phonicsの後も見渡せるのは有意義だと思いますし、何よりも”楽しい文法”というのを体験していただきたいと思っています。
もちろん、どちらかひとつの受講でもかまいませんよ。

詳しくは、こちらのページを参考にしてください。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

ジョリーフォニックスを学べる教室 充実してきました。

今回のトレーニングでは、すでに個人で英語教室をされている方に多数ご参加いただきました。
こども英語教室の先生って、明るくて楽しい方ばかりですよね。
トレーニングも大いに盛り上がり、二日目のお昼の休憩の時には、みなさまに簡単な自己紹介もしていただきました。
いろんな方とお知り合いになれて本当によかったです。
自己紹介を聞いて思ったのが、みなさん、英語教育について自分なりの意見を持っておられること。
もっと良い方法で子どもたちに英語を教えたい、という探求心がいっぱいで、それで、ジョリーフォニックスの存在にも気づかれたようです。

今回「ジョリーフォニックスを学べる教室」の数も大幅に増えました。

http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#learn

秋からジョリーフォニックスを学びたい(学ばせたい)と思っている方も多いと思います。
魅力的な先生がいっぱいです!
ぜひ、このリストを活用してください。