Jolly Phonics」カテゴリーアーカイブ

Jolly Phonics関連の記事です。

2020年の大学入試 英語サンプル問題

大学入試改革について気になり、調べてみました。
2020年の大学入試問題がどのようなものになるのか、文部科学省に問題例がありますね。
高大接続システム改革会議(第9回) 配付資料として出されています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/033/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2015/12/22/1365554_06_1.pdf

PDFの21Pから載っています。

問題を見たとき、スピーキング、ライティングとも、TOEICのSW試験の最後の問題にそっくり、と思ってしまいました。
ただ、採点基準を見ると、
-与えられた質問に対応した内容となっていて,論理展開がわかりやすい構成となっている。
-自分の言葉で十数語以上は話して,適切な文法や表現を用いている。誤りがあっても理解には影響しない。
となっており、そんなに厳しくはないのかな、とも思います。

とにかく、英語で自分の意見を話せるようになること、が求められるということです。
やらないといけないこと、山積みですね。

話す、書く、そして思考力を鍛えるアクティビティ 絵を描写する、パラグラフライティング

大学入試改革を受けて、「話す、書く」に注目が集まっているような気がします。
では、話す、書く、そしてそれを支える思考力を鍛えるためにはどうすればいいのか。
具体的なアクティビティとしては、「絵の描写」それから、「パラグラフライティング」がいいんじゃないかと思っています。

-絵の描写

MamiECでは、簡単な単語書き出しから始めています。
絵を配って、その絵に単語を書いてもらう。
書き終わったら、指さして発音してもらいます。
いきなり、絵を描写するアクティビティをするのではなく、まずは、単語と絵を結びつける、それからのスタートです。
もう少し文が使えるようになると、絵を見て文を作ってもらいます。
A man swims.
そんな文でOK。
とにかく絵を描写してもらいます。

最終的には、ABC(Abstract Body Conclusion)の形になるのを目指します。
Abstract 絵を描写する的確な文をまず言う。
Body 細かく絵を描写していく
Conclusion どういう絵かの推論をいったり、絵に基づいて自分でお話を付けたしたりする。
頭文字をとってABCです。ABCがきれいにできるようになるのが、理想ですね。

Jolly Grammarでは、Grammar1から絵を見て単語を書く、絵を見て文を作るというアクティビティがあります(Jolly Grammarは1から6まであります)。
絵をじっと見てわかる単語があるか考える、
わからない単語は辞書で調べる、
まずは、そこからでいいんじゃないかと思っています。

-パラグラフライティング

一文だけでひとつの考えを伝えるのではなく、一段落でひとつの考えを伝えるものです。
これも、先に紹介したABCと似ているのですが、まずはトピックセンテンスという段落の核となる文を書き、それを膨らませていく形になります。
Jolly Grammarでは、Grammar3からパラグラフライティングを書く準備がはじまります。
子どもにパラグラフライティングを教えるには、まずは「概念の整理」から入ります。
趣味という概念を教え、スポーツ、音楽などが趣味のカテゴリーに入る・・・そのような整理です。

Jolly Grammarを教えていると、「あぁ、イギリスの国語教育なんだな」と再認識することが多いです。
また、子どもを中心において丁寧に教えて行っているところに感動します。
日本の大学入試改革の四技能化はもちろん歓迎ですが、子どもを中心において、丁寧に導いてあげたいですね。

子どもに文法を教える場合の順番

子どもに文法を教えるとして、どのような順番で文法を教えているでしょうか。

うちの英語教室では、体系的に文法を教えるためにJolly Grammarを使用していますが、Jolly Grammarを本格的にスタートする前にも、デコーダブルブックスを用いながら準備体操的に少しずつ文法を教えています。
その順番は、Jolly Grammarを参考にしていて、
1. Proper Nouns 固有名詞
2. Pronouns 代名詞
3. Nouns 名詞
4. Adjectives 形容詞
5. Verbs 動詞
等々・・・
の順番にしています。
文型は後回し。まずは品詞をおさえ、名詞を把握してから複数形を、動詞を把握してから時制を教えています。

また、ある程度本を読み終わって、簡単な文法(Jolly Grammar1,2相当)を説明し終えてからは、文法と語彙を制限したショートストーリーを使って、文法に注意した、簡単な会話練習を行っています。
特に注意している事項は、動詞の把握と、Affirmative(肯定), Negative(否定), Intterogative(疑問)の認識です。
日本人がJolly Grammar1.2を使う上で早いうちに補っていきたいのが、語彙のほかに、
1.肯定形・否定形・疑問形の関係
2.助動詞
のふたつだと思っています。
この点は、くどくならないようにポイントを絞りつつ、粘り強く教えていかないとしょうがないのかなと思っています。

Jolly Phonics & Jolly Grammar 1 Training in 大阪 来週です!

来週週末は、クレオ大阪西にてジョリーフォニックスとジョリーグラマーのミックストレーニングを行います。
(1) Jolly Phonics Training 9:45 – 3:15
(2) Jolly Grammar1 Training 3:30 – 7:00

2013年の5月にトレーナーになり、今年でもう3年になります。
ジョリーフォニックス自体の知名度も徐々に広まり、英語/英会話教室のみならず、公立学校でも関心をもっていただけるようになりました。
最近はトレーナーとしての仕事も増え、月一回のペースで、トレーニングやワークショップを行うようになってきました。
3月は広島で、4月か5月には東京でも開催予定です。

ジョリーフォニックスを教えている方が最初にぶつかるのが、「42音後の壁」だと思います。
42音後どのように教えていくか、については、Jolly Grammar1にたくさんのヒントが隠れています。
ですので、私が自分で主催するトレーニングについては、原則として、ジョリーフォニックスとジョリーグラマーのミックストレーニングにしようと思っています。
長丁場のトレーニングでどっと疲れると思いますが、英語の音と文字と文法に正面からとりくむ濃い時間を過ごしていただけると思います(笑)。

フォニックスプログラムに関心のある方、また、楽しい文法に興味のある方、ぜひ、イギリスの小学校で人気のシステマティック・シンセティック・フォニックスプログラム、ジョリーフォニックスを体験してみてください。

日本でのジョリーフォニックストレーニング開催予定は、こちらでチェックできます。
ジョリーラーニング社のサイトです。
http://jollylearning.co.uk/news/training-in-japan/

42のレターサウンズ以外の音の扱いについて

英語の母音の数については、頭が痛いところです。
これについては、ジョリーフォニックスのレターサウンズをよく知るために、私なりに一応整理していまして、次のページに一覧表をあげています。

http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#tool

つまり母音の数が22個あり、Jolly Phonicsの42音でこのうち17個を学ぶことができる、ということです(注:正確にはueはyooです)。
母音を音の違いを意識しつつ、英語を学ぶ最初の段階で17個も学べるのは素晴らしいことだとは思うのですが、問題は、17個以外の音です。
うちの英語教室でオリジナルで行っているMy Dictionaryについては、発音をレターサウンズで表しているのですが、17音で表せない音のうち、弱母音(シュワ)、allのalの音については発音記号をそのまま使っています。
ほか、air earについては、eer、ierなどとわかりやすいように表記しつつ、「これは一つの音!」と説明しています。

そして、一つ一つの音を大事にしつつも、日本人が次に意識しなければいけないのは、プロソディ・・・韻律だと思っています。
これは、やはり「音読に限る」と思っています。
単語の中にもシュワ音は多いですし、文の中では、冠詞や前置詞など単語の母音丸ごとシュワ音になってしまうことも多いです。
この感覚は、音に触れ、真似て覚えるしかないです。

詳しい発音矯正コースなどを受けると、この点の法則も教えてもらえます。
linking, Reduced English, Word Stress, Speech Pattern, Voice Range等々の項目名になっていると思います。
ただ、これらの法則を学習するのは、ある程度音読などして英文に慣れてからの方がいいと思います。
初心者は、まずは一つ一つの音を大事にし、単語を大事にし、短い文を大事にする・・・、そちらの方が効率的だと思います。
パソコンのtext to speechソフト、すごくナチュラルになっていますよね。
あのノウハウを母国語以外を学んでいる人たちにもシェアしてほしいですが、企業秘密なんでしょうね。

Jolly Phonics 事始め

昨日は、愛知からJolly Phonicsのトレーニング(プライベート)を受けに来てくださいました。
遠いところわざわざ奈良までお越しいただき、ありがとうございました。

何回も投稿している内容ですが、少し整理し、無料で手に入れることができる
1. ジョリーフォニックスを知るために便利なツール
2. ジョリーフォニックスを教えるために便利なツール
を紹介したいと思います。

1.ジョリーフォニックスを知るために便利なツール

ジョリーフォニックスはイギリスのジョリーラーニング社という出版会社がテキストを販売しています。
次のページに、日本語版のガイドがあります。

http://jollylearning.co.uk/parent-teacher-guide/

基本となる42音のレターサウンズ(日本語の「ひらがな」相当)というものがあります。
これについては、無料のビデオがあります。

トレーニングを受ける前に、少し予習しておきたいなという方は、このビデオを見ておいていただければと思います。

2.ジョリーフォニックスを教えるために便利なツール

超お得(笑)、ワークシートも無料であります。

http://jollylearning.co.uk/gallery/cartoonito-activity-sheets/

アクションが覚えられない!!お助けシートがあります。

http://jollylearning.co.uk/gallery/jolly-phonics-actions/

あまりたくさんあげておいても、うんざりすると思うので、この程度の紹介にさせていただきました。
Jolly Phonicsをある程度ご存知の方向けに、リソース集のページも作っております。
こちらは有料のものもあります。参考にしてください。

http://www.mamiec.com/jolly-phonics/useful-youtube-videos/

3.トレーニング
やっぱりトレーニングを受けてみて、ジョリーフォニックスのことをしっかり理解したい・・・という方は、こちらのページをご覧ください。
日本で行われているトレーニングについて確認することができます。

http://jollylearning.co.uk/news/training-in-japan/

直近では、2月28日に大阪でJolly PhonicsとJolly Grammar1のトレーニングを開催します。
資料作成のため、締め切りを2月20日とさせていただいています。
ただ、定員に達しましたら、早めに締め切らせていただきますね。

幼稚園、英会話/英語教室に本格導入するため参加される場合、できましたら、代表一人だけではなく、二人以上で参加されるのをお薦めします。
その方がお互いに相談でき、職場に戻られてからの導入がスムーズに進むと思います。
また、Jolly Grammar1もセットで受けていただきたいです。
最近42音後どのように教えていけばいいのか、迷っている方のお話をよく聞きます。
Jolly Phonicsの次のプログラム、Jolly Grammar1を知ることで、将来を展望しつつ、Jolly Phonicsを教えることができると思います。

Jolly Grammar 1 Training 山口 お招きいただきありがとうございました。

昨日は山口県の防府市にて、Jolly Grammar1のトレーニングを行ってきました。
昨年行ったJolly Phonics Trainingの続編です。

Jolly PhonicsやJolly Grammarのトレーニングをしていていつも感じるのが、みなさんのポジティブな驚きです。
「こんなにいい英語の勉強方法があったのか」という驚きです。

私が英語教室を開くときに、一番に思ったのは、
「うちに来る生徒には、絶対英語の力を付けてもらう」
ということでした。
英語で遊ぶだけで終わらせたくない、きっちり英語の本を読める生徒にしたい、ということです。
時流に流され英会話を中心に置くのではなく、「英語の本を読めること」を目的に置きました。
なぜなら、それが「自分で学習すること」につながるからです。

そして、どのプログラムがいいのか探して落ち着いたのが、イギリスの小学校でつかわれているプログラム、ジョリーフォニックスでした。
おもしろいことに、すごくいいプログラムなのに、フランチャイズ料も払う必要もなく、しかも小学校で採用されているので、信用できること、この上ない。
それで、MamiEC英語教室は、この「ジョリーフォニックス」を英語学習の出発点に置くことに決めたのです。

次回は、大阪でジョリーフォニックス、ジョリーグラマー1のミックストレーニングを行います。
ぜひ、新しい英語の学び方を体験してみてください。

http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

あと、今回のように、英語学習方法や英語授業について研究されているグループの方のところにも、喜んで行かせていただきますよ。
1時間半ほどのワークショップでもかまいませんし、5時間とっていただけるのなら、トレーニングもさせていただきます。
メールにて連絡をいただければと思います。

Jolly Phonicsの授業見学

昨日は、機会をいただき、大阪府内の公立小学校で行われているジョリーフォニックスの授業を見学させていただくことができました。
第3グループのg,oの授業でした。
一か月に一回しか英語の授業は行われていないらしいのですが、生徒にレターサウンズがしっかり定着している様子がよくわかりました。

ジョリーフォニックスは本当にいいプログラムなので、小学校にどんどん入っていって欲しいけれど、入っていったとしたら、私の教室ではどのように教えていくか、また、生徒は学校でどのように反応するんだろうか、などと、授業を見学しながら色々想いを巡らせてしまいました。

私の教室では、やはり、
-少人数を活かして、しっかり子どもを見る
-日本でのパイオニアとして授業に工夫を凝らす
ことを求め続けていかないといけないんだと思います。

今年度4月からは、授業を行いながら、もう一度手作り教材を見直す予定です。
特にJolly Phonicsの42音後について、現在の手作りビッグブック形式からPowerPointへの移行を考えています。
視覚的にも楽しめ、子どもたちに定着しやすい教材を作っていきたいと思っています。

Jolly Phonics Training in 広島 3/20です。

トレーニングのお知らせです。
3月20日に、ジョリーフォニックスのトレーニングを広島で行います。
イングリッシュスクール ココロさま主催となります。
http://www.es-cocoro.com/index.html

お申込み等は、ココロさまに、直接お願いします。

今週末は、ESTEEM山口さま主催で山口県防府市にて、ジョリーグラマー1のトレーニングを行います。
また、大阪では、2月28日に、ジョリーフォニックスとジョリーグラマー1の二本立てトレーニングを行います。
大阪の方もまだまだ空きがありますよ。
フォニックスに興味のある方、楽しい文法に興味のある方、ぜひご参加ください。

トレーニング情報はこちらからどうぞ。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

妄想 ジョリーフォニックスの小学校導入

日本の小学校にジョリーフォニックスのようなシステマティック・シンセティック・フォニックスが導入されるのはいつになるのか・・・、少し先かもしれませんが、世界の流れを見る限り、いつかは必ず入ってくるのではないかと思っています。

では、ジョリーフォニックスを小学校に導入するとすれば、どのように導入するか。
ジョリーラーニング社とは関係なく、あくまでも私見ですが、Jolly Grammar2までを導入すればいいと思っています。

小学校3年生で42レターサウンズを学び、デコーダブルブックスを読みながら単語と基本文を学んでいく。
小学校4年生で、ジョリーグラマー1の前半を学び、デコーダブルブックスを読んでいく。
小学校5年生で、ジョリーグラマー1の後半を学び、グレイデッドリーダーズを読んでいく。
小学校6年生で、ジョリーグラマー2を学びながら、グレイデッドリーダーズを読んでいく。

という感じです。
ポイントは、
-42レターサウンズ後、十分にデコーダブルブックスを音読していくこと
そして、
-ジョリーグラマーについて、プログラムどおり、きちんとスペリングとディクテーションの学習をしていくこと
です。
音と文字の関係の基本を小学校でしっかりつかんだうえで、中学校以降でより高度な英語の力をつけていってほしい、と思います。

今月末には、ジョリーフォニックスを導入している小学校に参観に行かせていただきます。
イギリスの小学校でのジョリーフォニックスの授業の様子は見たことがあるのですが、日本の小学校の見学は初めてになります。
楽しみにしてます。