MamiECでは、ジョリーフォニックスの42のレターサウンズを「英語学習の第一歩目」と捉え、まずは、すべての生徒に42音の学習から始めてもらっています。
この42のレターサウンズですが、文字と音の関係を学びつつ、英語の音声の最小単位(音素:Phonemes)も学べるようになっています。
以前のフォニックスでは、ABCという文字を学び、そのあとその文字をどう発音するかという方法で、フォニックスを学んでいったと思います。
けれどもこの方法では、すべての音素をカバーできません。
日本語で言うと、あいうえお表を「は」の段までで教えるのをやめる・・・という感じになるのです。
現在イギリスの小学校では、「システマティック・シンセティック・フォニックスプログラム」を採用しており、英語をABCから教えていません。
s a tから教えているのです。
ただ、この基礎となるレターサウンズの取り方ですが、プログラムによって異なります。
今、先日購入したUsborne社のデコーダブルブックスを読んでいるところなのですが、リソースサイトに便利な一覧が上がっています。
レターサウンズとPhonemesの一覧表です。
http://veryfirstreading.com/resources/resources.aspx
Jolly Phonicsの42のレターサウンズとの違いを紹介すると、
-ieがighで表記されている。
ieというのは、pieのアィという音です。アィはdiphthongといって、音質が変わるけれども一音になります。
このアィという音を表すのにJolly Phonicsはieというレターサウンドを当てていますが、Usborne社ではighを採用しています。
Jolly Phonicsでは、ighはieのオルタナティブスペリングとして紹介されています。
同じように、ouはowで、erはurで表記されています。
-zh, air, ear, ur
これらの音については、Jolly Grammar2以降で紹介されていて、ジョリーフォニックスやジョリーグラマー1の段階ではまだ出てきません。
-シュワ音がerで表記されている
シュワ音については、ジョリーグラマー4で詳しく紹介されています。
ふむふむ。これはDfE(イギリスの教育省)のLetters and Sounds方式ですね。
デコーダブルブックスを読んでいると、自ずと「音にも気を配る」ようになっていいですね。
小学校の授業にもぜひ、フォニックスとデコーダブルブックスの学習を取り入れてほしいのですが、きっとトリッキーワーズ(フォニックスの知識で読みにくい単語)だらけの本を使うことになるんだろうなぁ・・・。