Jolly Phonics」カテゴリーアーカイブ

Jolly Phonics関連の記事です。

Jolly Phonicsトレーナーについて

最近、「ジョリーフォニックスが広まってきたな。」と感じることが多くて、とてもうれしく思っています。
先日も11月に開催される「第3回 こども英語教育研究大会」への参加要請をいただきました。
時間が少ないので、ジョリーフォニックスの「さわり」部分のみの紹介になりますが、ジョリーフォニックスの楽しさを体感してもらえる内容にしたいと思っています。

ジョリーフォニックスの広まりに伴い、ジョリーフォニックスのトレーナーには、どうしたらなれるのか、聞かれることも多くなってきました。

ジョリーフォニックスのトレーナーになるには、ジョリーラーニング社にCVと呼ばれる履歴書を提出するほか、どのようにジョリーフォニックスを教えているのか、既定の応募フォームに記載して提出することが必要です。
私の場合は、日本での第一号トレーナーだったこともあり、また日本人としても第一号であったこともあり、先例や頼れる人もなく、ただただ、正直に記載しました。

ジョリーフォニックスを教える上で、いちばん難しい点は、私たちが「日本にいる日本人である」ということです。
英語環境にあるネイティブ向けのプログラムなので、何かと「容赦ないな」と思う点があります。
特にTriky Wordsがそれで、私は解決方法をデコーダブルブックスに求めました。
また、信条は「ゆっくりでいい。」です。
英語がペラペラのネイティブの子どもたちが、学校で頑張って学んでいるプログラムなのです。
急がず、けれども確実に学んでくれれば良い、と思っています。

日本でジョリーフォニックスを教えていると、いろいろ疑問点が出てくると思います。
例えば、「読めても意味が分からない」問題。
これは、結局「語彙習得にはどうすればいいのか」という英語学習者共通の問題です。
ジョリーフォニックスを教えている上でぶつかる疑問点。
それらをごまかさず、逃げず、正面からぶつかっていき、自分で解決方法を探していく。
そこに、このプログラムを教える醍醐味があるとともに、英語上達の秘訣が隠れていると思っています。

日本でもお互いジョリーフォニックスを工夫して用い、どんどん特徴のあるトレーナーが増えればいいな、と思います。
Jolly の合言葉”For Children!”の元に。

Jolly Phonics Training in 東京

昨日は直接依頼をいただき、東京のあるインターナショナルスクールにて、ジョリーフォニックスのトレーニングを行って来ました。
この学校では8年ほど前からジョリーフォニックスを使っているそうなのですが、新しいスタッフが増えていることもあり、学校内トレーニングを開催することにしたようです。

ジョリーフォニックスのトレーニングを行うときは、既定のトレーニング内容のほか、MamiECで行っている日本の子ども達に教える工夫のようなものも紹介しているのですが、今回はインターナショナルスクールなので、普段から英語で会話している環境にあるということもあり、その点は、大幅に省略してトレーニングを行いました。

ジョリーフォニックスが広まってくると、このような学校全体のトレーニングも増えてくるのかも知れません。
私としても、日本に居ながら、日本語を全く使わずトレーニングをするという、とても良い経験をさせていただきました。

先生方のノリもよく、楽しく賑やかなトレーニングになりました。

年内にもう一度東京にてジョリーフォニックスのトレーニングを行う予定です。
また詳細が決まれば、こちらのホームページでも告知させていただきますね。

Jolly Phonics / Jolly Grammar1 Training in 奈良 チラシ作りました。

9月に入りました。
やっと夏休みが終わりましたねー。
保護者の方々、お疲れさまでした(笑)。(←私も含めて)

さて、9月18日に、奈良にてJolly PhonicsとJolly Grammar1のトレーニングを行います。
やはりチラシがあるほうが便利、ということなので、チラシを作らせていただきました。

こちら→JP_JG1_training_20160918

ジョリーフォニックスについては、1,2時間ほどで紹介してほしいというお話もいただきますが、
できたら、トレーニングを受けていただいて、全体像を知ってほしい。
また、ジョリーフォニックス後どうしたらいいのか迷っている先生方も多いので、
ジョリーフォニックスの次のプログラムであるジョリーグラマー1も知ってほしい。

ということで、めっちゃ疲れますが、一日でジョリーフォニックスとジョリーグラマー1の内容をギュっと詰め込んでいます。
受講した方の中には、あまりに頭を使いすぎて、夜眠れなかったという方も・・・!!
でも、とにかく楽しいプログラムなので、楽しんで受けていただきたいと思います。

Jolly Grammar1のトレーニングなのですが、4月には、東京の神楽坂のブリティッシュカウンシルでも行わせていただきました。
以前紹介したJSP研究会の方のおかげで実現したのですが、よくよくお話を聞いてみると、ブリティッシュカウンシルでトレーニングを開くことができたこと自体、とても光栄なことのようです。
私は法学部出身で、ずっと法律畑の仕事をしていて、ジョリーフォニックスのために英語教育業界に移ってきたような人間なので、その辺のことがよくわかっていないのですが・・・。
Jolly Grammarのトレーニング、ブリティッシュカウンシルの先生にも喜んでいただけましたよ。
トレーニングを続けていく上での自信になっています。

ジョリーフォニックス、絶対「来ます」!
ぜひこのプログラムの素晴らしさを体験してください。

Jolly PhonicsとJSP研究会

トレーニングなどでよく聞かれる質問が、
「Jolly Phonicsだけ教えているのですか。」
という質問です。

少なくとも42音を終えるまでは、Jolly Phonicsのレターサウンズをメインに教えており、ほかの教材は使っていません。
第4グループからはデコーダブルブックスも取り入れ、デコーダブルブックスに関連する内容の簡単な英会話アクティビティをしていますが、あくまで42音がメインです。

それでも丁寧に教えていると、かなり時間がかかります。
今年4月から始まった低学年クラスは、やっと第4グループが終わったところです。
第4グループからは、ダイグラフが始まるので、一回の授業で教えるレターサウンズの数のペースを落としています。
せっかく小学生で英語を学んでいるのだから、急がず、確実に「わかって」進んでいってほしい。
レターサウンズについても、「わかって」進むためには、時間がかかってしまうんです。

読み書きのプログラムなのに英語を教えるためのメインのプログラムとして使っていることについて、少しJSP研究会(http://www.js-phonics.org/)の方にお話をしたところ、すごく励みになる返事をいただきました。
詳細は書けませんが、
「ジョリーフォニックスは、読み書きのためのプログラムである。
けれども、読み書きを鍛える以上の力を秘めているプログラムである。」
ということです。
さすが、教育に詳しい方が集まる会だなぁと、とても頼もしく思いました。

JSP研究会の方とは、先月ロンドンで開催されたトレーナーズカンファレンスでもご一緒し、ジョリーフォニックスについての話を深めることができました。
JSP研究会は、ジョリーフォニックスを読み書きのプログラムとしてだけ捉えるのではなく、日本の子どもの英語力全体を高めるために、どのようにこのプログラムを活用していけばいいか、私と同じ課題を一緒に考えてくれる組織です。
ただ、私自身は、会の意見も参考にしながらも、自分の生徒の反応をいちばん大事にしたいと思っています。
自分の経験を元に、会の活動にも貢献できればと思っています。

日本でも色々な方が色々なアプローチでジョリーフォニックスを使うようになりました。
それぞれの使い方を尊重しつつ、よりベストな使い方を模索していきたいと思っています。

Jolly Phonics Training in 広島

早くに決まっていたのに告知が遅れていました、ごめんなさい。

English School cocoroさま主催で、Jolly Phonics Trainingを行います。
日時:11月3日 午前10時半から午後4時まで
場所:English School cocoro(広島市南区)
http://www.es-cocoro.com/
詳しくは次のページをご覧ください。
http://ameblo.jp/ploumploum/entry-12182986904.html
お申し込みもcocoroさまに直接お願いします。

広島には、もう何回も行かせていただいています。
また呼んでいただいて、とても嬉しいです。

Jolly Phonicsのトレーニングを開催してみたい方、お気軽にお問い合わせしてくださいね。
Jolly Phonicsのトレーニングについては、Jolly Learning社所定の教えるポイントがあります。
休憩時間を除き4時間強いただければ、急ぎのトレーニングにはなりますが、ポイントをカバーできます。
Jolly Learning社所定のポイントをカバーしたトレーニングについては、公式トレーナーのみが発行できる修了証(Certificate)をお渡ししています。
2時間ほどで、とりあえず研修を開きたいという場合なども、時間に合わせて研修内容を考えさせていただきます。ただ短時間のためすべてのポイントをカバーをできない場合は、修了証をお渡ししていません。
できましたら、短時間ワークショップよりは、思い切ってトレーニングを開催していただければと思います。

Jolly Phonicsの導入の仕方

MamiEC英語教室は、そもそもJolly Phonicsを教えたいということで立ち上げた教室です。
MamiECのマーク、ドンキーは、第4グループで学ぶee orをヒントにマーク化したものです。
Jolly Phonicsを導入したいということで立ち上げた教室なので、Jolly Phonicsを出発点として英語の力をつけてもらうカリキュラムとなっています。

けれども本来は、Jolly Phonicsは、英語圏の子どもが「読み書き」を学ぶために使われているフォニックスプログラムです。
英語がある程度できてから、学校に入って読み書きを習う際に、使われているプログラムです。
MamiECの使い方はイレギュラーなのです。

イレギュラーな使い方をしているので、42音後の進み方に影響してきています。
42音後、英語そのものに慣れるようにするか、それとも、引き続き読み書きを強化する方向に進むか、ということです。

MamiECでは、42音後は英語そのものに慣れるようにする方向をとっており、そのために、
-デコーダブルブックスの活用
-語彙の強化
をはかっています。
そして、Jolly Phonicsの大きな要素である、Tricky WordsとAlternative Spellingsは、ある程度英語に慣れてから教えるようにしているのです。

Jolly Phonicsをどのように導入するかは、今後Jolly TEFL(Jolly Learning社が現在開発中のプログラム)が出てくることにより、大きく変わっていくと思っています。
Jolly TEFLは、Jolly Phonicsの前に導入するために開発されているプログラムで、極力文字を使わないようにしてくれています。
Jolly TEFLが発売されたら、小学校低学年については、Jolly TEFL –> Jolly Phonicsの順に導入しようと思っています。
小学校高学年については、小学校の英語教育導入状況を見ながら、Jolly TEFLを先に入れるか、Jolly Phonicsをいきなり導入するか、どちらかにしたいと思っています。

Jolly Phonics / Grammar Training 今週末から再開です。

今年は月1のペースでジョリーフォニックスやジョリーグラマーのトレーニングを行っています。
7月はトレーナーズカンファレンスがあったこともあり、お休みしていましたが、今週末から再開、熊本でトレーニングを行います。

9月は奈良と東京、10月は大阪で行い、11月は広島で行う予定です。
9月の奈良と10月大阪は、私(植田)主催で行います。
私が主催のトレーニングについては、この熊本のトレーニングから申込先着順5名の方にジョリーラーニング社特製のあるものをプレゼントします。
何かは・・・お楽しみ!
きっと喜んでいただけると思います。
主催でないトレーニングについても、トレーニング途中でゲームをし、2,3名にプレゼントする予定です。

熊本のトレーニングについては、本日をもって申し込みを締め切らせていただきますね。
植田のトレーニング情報はこちらのページにあります。
http://www.mamiec.com/jolly-phonics/#teach

ジョリーラーニング社のページでは、日本で開催されているトレーニングがチェックできますよ。
http://jollylearning.co.uk/news/training-in-japan/

The Phonics Handbook バージョンアップしています!

Jolly Phonicsを教えているときに、どの教材を使っておられるでしょうか。
先月出席したトレーナーズカンファレンスで聞いた話によると、一番売れているのは、こちらのワークブック。

次は、こちらのPupil’s Bookだそうです。

けれども、私が一番使っているのは、こちらのThe Phonics Handbook。

コピー可能なワークシートがいっぱいあって、とっても便利なんです。
先月カンファレンスで、後ろのほうに飾ってあったThe Phonics Handbookを何気なく見ていると・・・変わっている!!
さっそくジョリーラーニング社の担当の方に連絡をとり、最新のThe Phonics Handbookを送ってもらいました。

すごく良くなっています!!
まだきちんと読み込めていないのですが、良くなったポイントを紹介しますね。

1.ストーリー
以前のハンドブックに載っているストーリーは、とても短くて、フィンガーフォニックスに沿っていないものもあったのですが、ストーリーが長くなっていて、大体はフィンガーフォニックスに沿ったものになっています。
Teacher’s Bookに載っているストーリーは少し長いので、小学生くらいだとこちらの書いてある話がちょうどいいのではないでしょうか。

2.説明の充実
本を見開いて、左が説明、右がワークシートとなっているのですが、左側の説明がとても充実しました。
“Further Phonics”という欄があり、Jolly Grammar1やJolly Grammar2で取り組むフォニックスも紹介されています。

3.デコーダブルワーズの充実
ワークシートの左側に単語が記載してあるのですが、今までは習っていない音の単語も含まれていましたが、習っている音の単語だけになりました。

4.Tricky Wordsが1グループ12個に
今までは1グループ10個のトリッキーワーズでしたが、Jolly Grammar1と同じように、1グループ12個のトリッキーワーズになりました。

5.Alternative Spellingのシートも!
オルタナティブスペリングについても、新しくシートが追加されました。
オルタナティブスペリング一つ一つに1シートついています。

本当に大充実です!(←大興奮中)
このシートをこんな風に使いたいと、アイデアがふつふつ沸いております。
最新版のハンドブックには、右上に”Now with reading comprehension sheets!”という文言が入っています。
購入される場合は、ぜひチェックして買ってくださいね。

夏期特別講座も終了。8/11から8/17まではお休みをいただきます。

今年の夏期講座は、Jolly Phonics総復習。
2時間みっちりの講座でしたが、参加者のみなさん、頑張ってくれました。
英語だけで授業をしたので、かなりしんどかったようですが、予定の内容は終えることができました。

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Alternative Spellingを教えるには、左側ポスターが便利です。アメリカ英語で教えている場合、r化母音についてはちょっと工夫が必要ですが。
Tricky Word Flower — この右側ポスターはリソースCDに入っているものです。指さして読んでいってもらいます。
私の教室では、Alternative SpellingやTricky Wordを体系的に教えるのは二年目以降の生徒になるので、今回の夏期講座は二年目以降の生徒だけに限らせていただきました。
来年は一年めの生徒にも参加できる夏期講座を企画しますね。

Jolly Phonicsについては、中学校の学校関係者の方も興味をもっていただいているようですが、
普段は教科書を進めるだけで精いっぱいの先生も多いようです。
ぜひ、夏休みの補習などに、Jolly Phonics講座を開催していただければと思います。

8月11日から8月17日まで、夏休みをいただきます。
いろいろな仕事が重なり、オーバーワーク気味だったのですが、涼しいところでちょっと一息ついてきます。
メールは定期的にチェックしていますので、連絡がありましたらメールにてお願いします。

No Nonsense Phonics、「ひらがな」だけの図鑑。

先日紹介したNo Nonsense Phonics、さっそく授業で使っています。
使いながら、本当によくできた本だと感心!

No Nonsense Phonics: Complete Set Level 1

どこかよくできているかというと・・・これは本という形をとった”テスト”ですね。
この本を声に出して読んでもらうことで、Phonicsがわかっているかどうか、チェックできるんです。

MamiECでは、Jolly Phonicsの42音を教えたあと、デコーダブルブックスを重用しています。
けれども、デコーダブルブックスとはいえ、Tricky Wordsと言われるフォニックスの知識で読みにくい重要単語が入ってきます。
私は、それをTricky Wordsを学ぶ良い機会と捉えていたのですが、このNo Nonsense Phonicsを使ってみて、

42音→No Nonsense Phonicsのような完全デコーダブルブックで練習→通常のデコーダブルブックス

という手順の方が本来は望ましいのではないかと思いました。
ただ、日本で英語を教えているので、早く英語の中の重要単語を教えたい、という気持ちがどうしてもありますもんね・・・。
ここはコースデザインにおけるプライオリティの問題ですね。

No Nonsense Phonics、ただフォニックスの知識のチェックができるだけでなく、写真もきれいだし、内容が教育的で、話を膨らませることができてよいと思います。
日本の本でいうと「ひらがな」だけの薄い図鑑のような感じです。

授業のアクセント的にどんどん使っていこうと思っています。